芸術は誰もが美しく⽣きるためにあるものです。
そして良く⽣きようとしたその先に⽂化があります。
でもいつの頃からか芸術や⽂化は、
特別な⼈だけがたしなむことのように思われがちです。
たとえば「デッサンがニガテだ」というだけで
芸術的・⽂化的な感性がないかといったらそうじゃないし、
クリエイティブなことができないかといったら、それもちがう。
「美術の才能がないから美⼤はムリかも」といった考えがあるなら、
芸文は「それは誤解ですよ 」と声を⼤にして⾔いたい。
⾃分の未来をそんなにすぐに決めつけないで。
あなたの可能性を⾒つけ出す場所。それが芸⽂です。
「美⼤って美術部で超優秀だった⼈がいくとこでしょ」
「美⼤って個性が独特すぎる⼈の集まるとこでしょ」
そして
「芸⽂って、つまりは美⼤みたいなとこでしょ」という誤解。
⼊学⽅法も、⼊学後の学びも、卒業後の進路も、
芸⽂をめぐるいろいろな誤解についてご説明します。
⾃由に選択できるオープンコース⽅式が、
あなたに合ったペースと、
あなたに適した科⽬の組み合わせで、
あなたらしい学びへと導いてくれます。
オープンコース
オープンコースは開かれた履修方式。
すべての領域の科目を
自在に組み合せて学べます。
⾃分の適性に呼応した先⽣との出会いの中で、
4年次に取り組む「卒業研究・制作」のテーマが決まっていきます。
指導教員の決定は学⽣の希望が優先されます。
希望は芸⽂のすべての教員が対象となります。
美術(絵画)
幸亮太 講師
工芸(漆芸)
高橋誠一 教授
プロダクトデザイン
内田和美 教授
建築意匠
横山天心 准教授
西洋美術史
松田愛 講師
デジタルテクノロジー
辻合秀一 准教授
⽂化財科学
長柄毅一 学部長・教授
人間⼯学
河原雅典 教授
コミュニティデザイン
籔谷祐介 講師
英⽂学
小田夕香理 准教授
芸⽂の就職率は美術系では驚異の98%越え。
必ずあなたの可能性にマッチした
活躍の場所があるはずです。
作家、彫刻家
造形芸術コース
山田千晶さん
木工職人
デザイン工芸コース
樋口琴さん
デザイナー
デザイン情報コース
牧野和輝さん
建築家
造形建築科学コース
根塚陽己さん
自営業(金属工芸作家)
デザイン工芸コース
池田晴美さん
製造業、商品開発
造形建築科学コース
東狐香央里さん
学芸員
文化マネジメントコース
高橋由佳さん
地方公務員
文化マネジメントコース
山本美咲さん
ラジオパーソナリティ
文化マネジメントコース
宮本聡美さん
「すべてのビジネスは問題解決業であり、ビジネスパーソンに求められるのは問題解決⼒だ」といわれます。世の中のあらゆる商品やサービスやテクノロジーは、誰かが抱えている何かしらの問題を解決している。それらを提案する人も、つまるところ問題解決の能力が問われている、と。でも、ちかごろは「問題解決力」よりも「問題発見力」が大事とされています。問題を解く力ではなく、そもそも何が問題なのか?を見つける力です。では、そうした問題を発見する力は、どうやったら身につくのか?答えは芸文にあります。ここで受けられる学びを深めて、美意識や、感性や、直感力を養う。そうした特別な力が、今後いろんな領域で求められます。いわゆる画家やデザイナーといった職業だけでなく、じつに幅広い業種で求められるようになるのです。だから芸文はいろんな目標をもった人を歓迎します。小論文の入試スタイルを選択できるのも、オープンコース制で多彩な学びを受けられるのも、多くの人に美術系大学の門戸を開きたいと考えているからなのです。