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卒業生・在学生の活躍報告募集! NEWSを送る

2021.04.15

【卒業生の活躍】池田 晴美さん(デザイン工芸コース※6期生)

個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。

[卒業生]
池田 晴美さん
[専門領域]
デザイン工芸コース6期生 ※(平成26年度卒業)
※ 平成30年度より「美術・工芸コース」「デザインコース」「建築デザインコース」「地域キュレーションコース」の4コースとなりました。
[職種]
自営業(金属工芸作家) 作品制作・請負制作・ワークショップ講師 日本工芸会 金工部会・富山支部 研究会員

「現在の仕事について」
日々行う仕事は、主に作家としての仕事と請負制作の2種類あります。作家としての仕事は個人名義で作品を制作し、ギャラリーなどを通して販売をしたり展示会に参加して発表したりします。請負制作は、企業と提携し商品の加工の一部を請け負ったり、企業やデザイナーと共に製品を新規開発し製造を担当する、どちらかと言えば裏方として携わる仕事があります。また、ワークショップイベントの講師として体験内容の開発から指導まで行うこともあります。

鍛金や彫金技法を用いて銅のフライパンや鍋、ヤカンなどの生活工芸品を制作、販売しています。

「芸術文化学部の学習や課外活動が今どう活きているか」
在学中、工芸の伝統技法に興味をもったことがきっかけで、その技術の修得に懸命になっていました。学ぶものは偏ってしまいがちですが、芸文では美術・工芸の歴史を学ぶ授業等もあり、修得しようとしていた分野やそれに付随するものなどを、社会的な面からも考えたり理解するきっかけになりました。どんな仕事でも予期せぬ事は沢山起きますが、芸文で多方面から学び培ったものは、独立して仕事をしている今ではとても心強いものになっています。

2019年11月に参加した北京の大千重禾画廊での日中工芸作家の交流展。作品の展示販売と、現地の真珠メーカー「美裕珍珠」とタイアップし、真珠のジュエリーを作るワークショップを開催しました。
1914年創業の和ろうそくの専門メーカー、和ろうそく大與の商品。私は左上の燭台2つの制作を担当しました。デザインは山崎義樹(Designノyamazakiyoshiki)。

「受験生・在学生へのメッセージ」
学生という強みを持っていることを、我儘なくらい生かしてほしいです。私は在学中、自分の好きな分野を懸命に学ぶことができましたが、それが社会の中で受け入れられるのか分からない不安を持ちながら過ごしました。しかし、学生生活での様々な経験は、知らず知らずのうちに自分自身の財産になっていたように思います。不安になっても、先の事は良くも悪くも分かりません。学生は学べる権利を持っていますので、ぜひ学生生活を思いっきり過ごしてください。

他の卒業生の活躍はこちら

[平成30年度からの芸術文化学部の4コース]※
美術・工芸コース
デザインコース
建築デザインコース
地域キュレーションコース
※  平成30年度から、より融合教育を推進する垣根の低い4コース制としました。
コース配属は、2年次において本人の志望や学業成績に基づいて決定します。

[大学院]
大学院芸術文化学研究科

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