2020.06.26
【卒業生の活躍】東狐 香央里さん(造形建築科学コース※1期生)
個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。
[卒業生]
東狐 香央里さん
[専門領域]
造形建築科学コース1期生 ※(平成21年度卒業)
※ 平成30年度より「美術・工芸コース」「デザインコース」「建築デザインコース」「地域キュレーションコース」の4コースとなりました。
[先]
YKK AP株式会社
[職種]
製造業、商品開発
「現在の仕事について」
弊社は「窓」のイメージが強いですが、窓以外の建築用プロダクツも展開しております。現在、私は大手ハウスメーカー向けのエクステリア商品開発を担当しており、顧客要望に沿った商品となるよう関連部署である営業・製造と連携しながら日々開発に取組んでおります。安心してお使い頂ける商品を目指して、様々な視点から検証・試験を実施しておりますが、時には課題にぶつかることもあります。しかしそういった経験もあるからこそ、無事に商品が発売された時の喜びは大きく、開発担当者としてのやりがいを感じます。
「芸術文化学部の学習や課外活動が今どう活きているか」
私は卒論で「大学内の窓の熱負荷」について解析ソフトでシミュレーションし、各教室における最適な窓ガラス仕様について検証しました。この時の経験もあって、入社後に住宅内の断熱性能の検討や、窓の通風性能の検証を任されることになりました。特に通風性能の検証では、建築評論家の先生と協働で1年間シミュレーションを重ね、書籍化までされました。卒論執筆中はまさか今の仕事に繋がるとは想像していなかったので、当時相談に乗ってくださったゼミの先生・仲間には感謝しています。
「受験生・在学生へのメッセージ」
大学時代で一番支えとなったのが同級生でした。卒業して10年経ちましたが、今でも連絡を取り合っています。大学時代は同じ課題に取り組んでいた仲間も、卒業後は思わぬ職業に就いていたり、結婚や出産した人もいます。活動拠点や立場は変わりましたが、みんながいろんなことにチャレンジして頑張っていることを知るととても励みになります。学生時代は時間がある分、何かに悩む時期もあるかもしれませんが是非仲間と助け合っていろんなことに挑戦してください。その仲間はきっと卒業後も大きな支えになります。
[平成30年度からの芸術文化学部の4コース]※
美術・工芸コース
デザインコース
建築デザインコース
地域キュレーションコース
※ 平成30年度から、より融合教育を推進する垣根の低い4コース制としました。
コース配属は、2年次において本人の志望や学業成績に基づいて決定します。
[大学院]
大学院芸術文化学研究科