卒業研究・制作

作品/工芸

「おばあちゃんの鍋」

姉崎 咲良(美術・工芸コース)

工芸/鍛金、銅

第1会場:高岡市美術館

 狭い台所で何時間も料理するおばあちゃん。
 一人暮らしなのにたくさん作ってお裾分けしてくれるおばあちゃん。そんなおばあちゃんが、少しでも料理しやすいように作った鍋とフライパン。

「お嬢様」

池田 優里香(美術・工芸コース)

工芸/鍛金、銅

第1会場:高岡市美術館

 お嬢様ってどんなだろう?きらきらしていてわくわくする?きっと素敵な女の子?いいえ、みんな素敵なお嬢様!高貴な心を持っていればね?
 大阪大学お嬢様部のお嬢様の方々を参考に作品を制作。 「高貴」な心を持つことで、いかなる性別や生まれ育ちであろうともそれは「お嬢様」になれると言うコンセプトを持つ多様性と、銅の温度変化による酸化膜による多様なの表情をぜひご覧ください。

「海王丸から望む風景」

今西 菜緒(美術・工芸コース)

工芸/漆、炭粉、銀粉

第1会場:高岡市美術館

 漆を用いた平面表現の研究をする中で、墨絵を炭粉と銀粉で表現した墨絵研切蒔絵という技法と出会いました。墨絵研切蒔絵は研出蒔絵で墨絵を表現したもので、銀粉と砂糖を炭化した炭粉を使用しています。銀粉を明色、炭粉を暗色としてグラデーションを生み出す技法です。
 この技法を用いて帆船「海王丸」の船内から見える風景を制作しました。銀の白と炭粉の黒の他に青の色漆を取り入れ海王丸から見る風景の爽やかさを表現しています。

「透影」

柿原 千尋(美術・工芸コース)

工芸/乾漆、螺鈿、平文、漆、麻布、アワビ貝、夜光貝、金、銀

第1会場:高岡市美術館

 角度によって変化する色味や、光を当てると輝き出す素材としての「貝」に魅了された。貝の青さを引き出すため、真珠層を剥離させ薄貝を作る煮貝技法を用い、真珠層を色味で分け、素材の確保を行いました。
 また、螺鈿技法以外にも平文加飾を取り入れました。0.08mmの銀の薄金を線状に切り分けて1つずつ模様に合わせ曲げて文様を作っています。小さいパーツに分けることで、面の切り替わりである部分にも対応でき繋がったパターンとしてもみせることができる素材です。

「明日への航海」

河合 美弘(美術・工芸コース)

工芸/螺鈿、漆、貝(アワビ、メキシコアワビ、白蝶貝)、檜、麻布、金箔、金粉、銀粉、エルジー粉

第1会場:高岡市美術館

 創世記の中の「ノアの方舟」を題材に、螺鈿技法を用いて箱を制作した。貝の持っている色や金粉や銀粉で色付けをし、細かく砕いた貝と鏨で打ち抜いた貝で加飾をした。また加飾の隙間と天板に梨地粉を淡く蒔き、加飾面と非加飾面で違う色の漆で塗りこんだ。
 箱の形状は、多くの動物を乗せている古代の船をイメージして、天板には中心から端にかけて消えるような稜線をつけ、全体を豊かな曲面で構成している。

「ジュエリー」

近藤 虹輝(美術・工芸コース)

工芸/彫金、七宝、silver925、真珠

第1会場:高岡市美術館

 季節によって姿を変える山をモチーフに七宝をメインでジュエリーを制作した。

「指甲片装身具〈 珀 〉」

堀 百利(美術・工芸コース)

工芸/彫金、真鍮、樹脂、ネイルポリッシュ

第1会場:高岡市美術館

 身に着けることにより、存在感と個性を引き出すネイルアクセサリー。
 真鍮のテクスチャーやその深みのある色合いと、透明感のある樹脂・ネイルポリッシュとの融合による表現の可能性を探求しました。花のようで花ではない、儚そうでエネルギーがある。厳密には具象であっても、そのままの形態からは離れているような不思議な形に惹かれながら制作しました。

「憧れ」

牧谷 舞弓(地域キュレーションコース)

ジュエリー/精密鋳造、シルバー925、キュービックジルコニア、クリスタルガラス 

第1会場:高岡市美術館

 この造形を見たかったのか、精神性を感じたかったのか、その両方かはわかりませんが、
 これは私の憧れです。

「怒涛」

松原 奈美(美術・工芸コース)

工芸/乾漆、変わり塗り、漆、金属箔、発泡スチロール

第1会場:高岡市美術館

 富山県に初めて来る途中に見た荒れた日本海が忘れられず、惹かれた理由を探すために日本海の波をテーマに選びました。
 頭の中でいっぱいになっている不安をあの荒波が岩にぶつかって砕けるように打ち消して欲しいという願いを込めて作品を制作しました。

「森の中」

宮野 響(美術・工芸コース)

工芸/乾漆、漆、麻布、銀粉、顔料

第1会場:高岡市美術館

 森林浴をしているとき、とても静かな場所にいるように感じる。でも目を閉じ、耳を澄ましてみると、動物の声や木の葉が風に吹かれる音などが聞こえてきて、静かであり騒がしい。
 確かにそこに存在するけれど目には見えないような、でも目を閉じればみんなが見たことのあるような小さな世界。
 そんな世界を作品で表現した。

「彫刻鳥獣戯画」

山口 幸香(デザインコース)

立体造形/3Dスキャン、ZBrush、NC切削加工、人工大理石

第1会場:高岡市美術館

 鳥獣戯画の作中に登場する個性豊かな動物たちを彫刻作品に落とし込みました。「形に命を宿す」をコンセプトにした、生命感あふれる造形を作るためのテーマとなります。
 2次元の線の動き、線質を再解釈し、360度どこから見ても魅力的で、自然とセリフやシーン、音が心の中に広がるような立体造形を目指しました。絵では見ることができない角度から、生き生きとした動物たちの表情や動きをお楽しみください。

「Just one wee thing」

Megan Gouw(美術・工芸コース)

工芸/3Dモデリング、ロストワックス鋳造、真鍮、青銅、ステンレス、革、木、布

第1会場:高岡市美術館

“May the best you’ve ever seen, Be the worst you`ll ever see.”
A collection of items taking inspiration from Scotland’s past, from the bronze age up until around the late 1800s.Liberties have been taken regarding the materials and method, so the results are hardly historically accurate replications, instead they are rather a love letter to the past.

WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com