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2019.07.12

【ニュース】現代美術作家、徳重 道朗と芸文学生によるプロジェクト「地域/私のヴァナキュラーをめぐる旅」が始動/担当教員:松田 愛(芸術文化学部 講師)

[写真1]6月7日(金)に徳重道朗さんによる特別講義を開催。

愛知在住の現代美術作家、徳重道朗さんと芸術文化学部の学生達によるプロジェクト「地域/私のヴァナキュラーをめぐる旅」がこの春から始まりました。

徳重さんは、絵画を見る体験をふまえたインスタレーション作品を国内外で発表しています。見立てによる架空の風景を構築し、スケール感覚を撹乱するような装置を展示空間の中に創出することで、鑑賞者に新たなまなざしや身体経験をもたらす作品を発表しています。

プロジェクトでは、地域固有に発展してきた建造物や文化を指す概念である「ヴァナキュラー」を手がかりに、徳重さんと学生達が高岡でリサーチと展示を行い、高岡に潜在する地域の魅力を探ります。

6月7日(金)にプロジェクトの第1回目として、徳重さんがこれまでの作品と高岡でのプロジェクトについて語る特別講義を開催しました。

徳重 道朗
1999年アーティスト・ラン・スペースdotの設立、運営に参加。2003年nifca (nordic institute for contemporary art) のアーティスト・イン・レジデンスにてフィンランドに滞在。2019年「パラランドスケープ“風景”をめぐる想像力の現在」展(三重県立美術館)、あいちトリエンナーレ地域展開事業「Windshield Time―わたしのフロントガラスから 現代美術in 豊田」展(豊田市内各所)に参加。
愛知、東京、京都などを中心に作品を発表。愛知県在住。

[写真2]講義の前半では、これまでの絵画を見る体験をふまえたインスタレーション作品から、三重県南の伊勢町や大紀町、紀北町の海岸沿いの地域を取材したインスタレーション《対岸の風景》(2019年)に至るまで、様々な作品を紹介していただきました。
[写真3]講義の後半では、プロジェクト「地域/私のヴァナキュラーをめぐる旅」について説明していただきました。「ヴァナキュラー」の他にも「超芸術トマソン」や「公共空間」「自意識」など複数のテーマが提示され、プロジェクトに参加する学生達はそれぞれのテーマを参考に写真撮影を行い、第2回プロジェクトに持ち寄ることとなりました。

本企画は高岡市と連携してまちを盛り上げる「高岡元気発信プロジェクト」のアート編として企画されました。

[担当]
松田 愛(芸術文化学部 講師)

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