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2019.07.12

【ニュース】プロジェクト「地域/私のヴァナキュラーをめぐる旅」まち巡り編/担当教員:松田 愛(芸術文化学部 講師)

[写真1]6月29日、プロジェクト「地域/私のヴァナキュラーをめぐる旅」では、徳重道朗さんと芸文学生達がともに高岡のまち巡りを行いました。(高岡駅から白銀町へ)

現代美術作家の徳重道朗さんと芸術文化学部の学生達によるプロジェクト「地域/私のヴァナキュラーをめぐる旅」では、6月29日(土)に高岡市のまち巡りを実施しました。地域固有に発展してきた建造物や文化を指す概念である「ヴァナキュラー」を手がかりとしながら、街のたたずまいや特徴的な構造物、それぞれの気になった風景などを写真撮影しました。プロジェクトのコンセプトについて、徳重さんは次のように語っています。

あたりまえにそこにあるがゆえに普段見落としていたり、目にしていても通り過ぎてしまったりしている景観やイメージを調査し、地域のアイデンティティと呼べるようなものを探求する。それとともに、そこで得られた知見をそれぞれのイメージにフィードバックできる機会とする[註1]。

見慣れた風景にあらためて目を凝らすことで、必ずしも観光地として意識されていない、ごく普通の街並みや景観にも人々が気付いていない魅力を発見することができるかもしれません。本プロジェクトでは、地域や自分を見つめるまなざしを相対化し、客観視することによって、新たな視点を獲得するための思考の拡張を目指します。

まち巡りの最後には、博労町まちかどサロンでそれぞれの調査結果を発表し、共有しました。リサーチの成果は来年3月までに街中での展示を通じて発表する予定です。

[註1]6月7日の徳重道朗さんによる特別講義で配布された資料より

[写真2]まち巡り前日の6月28日には、徳重さんから提示された様々なテーマを参考に、各自が地域で撮影した写真を持ち寄りました。
[写真3]あいにくの天気でしたが、旧町名マップを片手に、まちの歴史と現在の姿を重ね合わせながら、散策しました。(山町筋から川原町を抜けて川原本町へ)
[写真4, 5]博労町まちかどサロンでそれぞれの調査結果を発表しました。

本企画は高岡市と連携してまちを盛り上げる「高岡元気発信プロジェクト」のアート編として企画されました。

[担当]
松田 愛(芸術文化学部 講師)

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