2021.12.17

【展覧会】「佐藤 弘隆　ゴーストペインター」／佐藤 弘隆（芸術文化学系 助教）

佐藤 弘隆　ゴーストペインター
HIROTAKA SATO：Ghost Painter

現代社会を支える科学技術―。それらは私たちの生活をより便利で豊かにするものであると同時に、使い方を違えば社会秩序を乱す道具にもなり得ます。本展は、フェイク動画や著作権問題など、昨今のデジタル技術が孕む問題に焦点を当てたメディアアート表現に取り組む佐藤弘隆の活動をご紹介します。

佐藤弘隆（1993年-）は、コンピュータや機械装置、映像、自然現象などの様々なメディアを複合的に組み合わせ、物事の因果関係や背後にあるプロセスを可視化するような表現を実践しています。

本展は、フェイク動画の製造に使われる人工知能のアルゴリズムを用いて、作家の幼少期の自画像を大量に生成するインスタレーション《ゴーストペインター》を中心に構成されます。ホームビデオから切り取られた断片的な映像素材を元に自画像が無尽蔵に増えていく様子は、記録とフィクション、現実と虚構の境界を私たちに強く意識させることでしょう。

作品を構成する技術的な要素やその動作プロセスが重要な位置を占める佐藤の表現は、私たちが普段意識することの少ない物事のメカニズムや背景を考えるきっかけを与えます。本展ではこの他、ロボットアームが「書」を書く《表意文字のリバースエンジニアリング》など、佐藤の近年の取り組みも同時にご紹介します。多角的な視点から科学技術を見つめる佐藤の作品世界を是非ご覧ください。

［日時］
2021年12月18日（土）〜 2022年1月23日（日）10：00〜17：30　
※12月28日（火）は17：00、1月23日（日）は15：00まで
休館日　水曜日・年末年始12月29日（水）〜1月3日（月）

PDFはこちらをご覧ください

［場所］
富山県小矢部市鷲島10　クロスランドおやべ内
アートハウスおやべ　展示室1・2

［入場料］
無料

［出品者］
佐藤 弘隆（芸術文化学系 助教）

［主催］
アートハウスおやべ（(公財)クロスランドおやべ）

［後援］
小矢部市教育委員会、小矢部市芸術文化連盟、北日本新聞社、富山新聞社、読売新聞北陸支社、
北陸中日新聞、朝日新聞富山総局、北日本放送、富山テレビ放送、チューリップテレビ、FMとやま、
エフエムとなみ、となみ衛星通信テレビ

［協力］
富山大学芸術文化学部

［関連リンク］
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