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2017.01.17

【受験生へのメッセージ】「自分の未来をデザインする」内田 和美

バラエティー溢れる芸術文化学部の教員が、受験生のみなさんに伝えたいこととは…。担当する授業の特色と研究の魅力、そして地域連携活動等をとおして見えてくる受験生へのメッセージ。

[教員]
内田 和美 うちだ・かずみ 教授

[担当コース]
デザイン情報コース

[専門分野]
プロダクトデザイン
トランスポートデザイン

[研究テーマ]
「社会に必要とされ、人に愛される新・製品価値(プロダクト)作りの研究」
「地域産業、郷土資源を活用するプロダクト製品作りの研究」
「新社会交通システム(ITS)を含めたトランスポートデザインの研究」

「教育の特色」
 デザインは才能や絵が描けなければ自分には無理だと思っていませんか?身の回りのモノコトすべてデザインされていると言って良いほどデザインは身近な存在になっています。暮らしの中に溶け込んでいるデザインに気づき、関心を持ち、より良い未来が想像できれば、既にみなさんの中には素晴らしいデザインの可能性が宿っています。デザインの道を目指す受験生みなさんが、本学部へ入学後は実践的デザインプログラムに参加し、産学官の教育プログラムや国内外デザインコンペ・企業実習(インターン)の経験を通してそれぞれ将来に思い描くデザイナー・クリエーターの実現を目指していけるようサポートを行なっています。
炎育展 /「プロダクトデザイン実習D」授業成果展名物授業(プロダクトデザイン実習A)

「研究の特色」
専門領域はプロダクトデザイン全般とトランスポートデザインです。プロダクトデザインは暮らしのデザイン領域であり日々私たちの生活を支えるモノコトのインクルーシブ(包括的)なデザインとして授業を進めています。トランスポートデザインはプロダクトデザインの一部と捉え、バイクや車、輸送機器、航空機、情報や交通システムなどに対して、将来のトランスポートデザイン(カーデザイン)を幅広く捉え研究しています。今後、新たな産業革命(AIやロボティクス)が進む中、人の暮らしを支えるモノコトをハード・ソフト両方アプローチからデザイン視点で将来像を検証し、未来社会へ向かって豊かで価値ある提案と具現化を進めています。
研究助成紀要ギャラリー内田研究室 動画サイト

「地域連携の特色」
現在受け持つ授業8つのうち半数以上が実際の企業と結びついた産学官の実践的プロジェクト型の授業です。現代のデザインシーンは急激な時代変化と多様化している状況から現場の技術・ノウハウを直接学べる環境作りを第一と考え、カリキュラム以外にも出口(就職先強化)を視野に入れて産学官連携は地域や企業型の幅広い関係作りを念頭にデザインの広がりが将来の人材価値まで進められるよう連携強化に取り組んでいます。2017年現在、助野(株)×富山県デザインセンターと共同によるギフトソックス商品化提案、いすゞ自動車(株)との共同アニメーション制作、北陸バイオマスエネルギー活性化のためのプロダクト制作(炎育)などが進行中。
地域連携授業プロジェクト授業

産学官デザインプロジェクト授業風景(左:助野本社ショールームでの商品説明写真 右:いすゞ自動車共同によるアニメーション制作)
左:2016年卒業制作作品 「Liner Fire」高松 雅行(大和ハウス工業株式会社2016年入社)
右:2017年卒業予定制作作品「食紙(しょくがみ)」青木 美月(株式会社カシイ2017年入社予定)
左:2015年卒業制作作品 「Idaten」竹内 秀太(本田技術研究所2015年入社)
右:2017年卒業予定制作作品「Ines」小野寺 咲(本田技術研究所2017年入社予定)

「受験生へのメッセージ」
「自分の未来をデザインする」誰もが最初から自分の目指す道を知っていたわけではありません、大学での出会いや体験を通じて自身の将来がカタチ創られます。一歩前に踏み出す勇気、そして心の中の小さい夢や希望を信じ行動することで未来への扉が開かれます。まずデザインを意識し楽しさや喜びに日々触れ合こと、そして自分という存在に気づき、理解を深め、身の回りにある美しさを大切にしてください。デザインへの夢が目標となりワクワクする未来が自分へと近づいてきます。日々意識を高めながら自分を磨き、未来の自分をデザインする場として芸文をイメージしてください。今期、若き未来のデザイナー・クリエーターとの出会いを待っています。

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