キャンパス
ライフ

卒業生・在学生の活躍報告募集! NEWSを送る

2021.11.26

【学生の日々】「GEIBUN13」卒業・修了研究制作紹介 No.4

卒展「GEIBUN13」に向けて、研究・制作を進めている学生にインタビューを行いました。それぞれの学生の取り組みをご覧ください。    

《GEIBUN13 卒業・修了研究制作紹介No.4》
デザインコース 八野 日香

Q1、卒業研究・制作のテーマを教えてください
現代においてあまり知られていない日本の民謡と演歌を比較し、イラストや楽譜などの様々な媒体を使用することで深く知ってもらうことです。

Q2、このテーマを選んだきっかけを教えてください
4歳の頃から17年間民謡を習ってきて様々な民謡の魅力について触れてきたのですが、あまりなじみのない文化であるためにまだまだ知名度が低いのが現状です。そこで、日本の文化である民謡をもっといろんな人に知ってもらうために民謡とメロディーやリズム等の関連性があり、近いジャンルとして分類される演歌を具体的に比較し、特徴を知ってもらおうと思ったのがきっかけです。

Q3、研究・制作の過程で大変だったことはありますか?
民謡と演歌に関する参考資料が少なかったことです。民謡には楽譜がなく、口伝えで受け継がれてきたものが多いため現代語訳などの参考資料がありませんでした。なので原文からの語訳にも初めて挑戦したり、資料を集めビジュアル化する上でどういった部分を抽出しまとめたらわかりやすいのかを考えるのが難しかったです。

Q4、制作する上で工夫した点を教えてください
10項目を、民謡と演歌を知らない人が見ても伝わるように明確化することと、個々の作品を見ていくうちに民謡と演歌の世界観を様々な観点からより深く感じ取ってもらえるようにデザインの仕方を工夫しています。

Q5、17年間民謡を続けてきた中で、思い出に残っているエピソードなどはありますか?
おととしにめざましテレビの「キラビト!」というコーナーで出演させて頂けたことです。地元の能登麦屋節全国大会で優勝し、中日新聞のサイトに一か月ほど掲載されていた記事をめざましテレビの関係者の方が見てくださり、番組への出演依頼を頂けることになりました。17年間民謡を続けたことでここまで成長できたのだと実感でき、地元だけでなく全国にまで飛躍できたことが嬉しかったです。

《執筆者からの一言》
彼女自身言っていたように民謡は現代の若者とはなじみのないものだとは思いますが、取材の中で参考文献や楽譜がない中でもしっかりと日本の伝統として継承されてきたことから、日本各地にある伝統や歴史が詰まったものだと感じました。制作する上でも民謡や演歌をテーマとした既知事例がないことに悩まされていましたが、彼女自身17年間民謡に携わり、若者である彼女だからこそ伝えられる個性あふれる作品になるのではないかと思います。

「展示会場」にて制作・研究内容の展示を行います。皆様のご来場お待ちしています。
SNSによる情報発信も随時行っていきます。

[取材・写真・文・編集]
卒展キュレーター委員会(2021年11月26日)
執筆者:デザインコース 品野 陸

[関連リンク]
【学生の日々】「GEIBUN13」卒業・修了研究制作紹介 No.3
【学生の日々】「GEIBUN13」卒業・修了研究制作紹介 No.2
【学生の日々】「GEIBUN13」卒業・修了研究制作紹介 No.1

WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com