2023.05.25
【卒業生の活躍】川村 未来さん（デザイン情報コース※３期生）
個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。
［卒業生］
川村 未来さん
［専門領域］
デザイン情報コース3期生※（平成24年度卒業）
※令和4年度より「美術領域」「工芸領域」「デザイン領域」「建築領域」「キュレーション領域」「複合領域」の６領域となりました。
［勤務先］
Peter Schmidt Groupe
［職種］
デザイナー
「現在の仕事について」
ドイツ、ハンブルクにあるブランディング会社で働いています。ドイツに移住して７年。１年ドイツ語を学んだのちにドイツの広告代理店を経て今の会社に転職しました。現在はグローバル企業のブランディングを中心に時々ドイツ企業のデザイン開発を行なっています。世界を相手に仕事をしているので言語はその時のクライアントに合わせて英語とドイツ語を使い分けています。業務のほとんどはデザイン開発とクライアントのすり合わせを目的としたミーティングです。人との対話で始まり終わるのだと実感しています。
「芸術文化学部の学習や、課外活動が今どう活きているか」
学生の時に交換留学制度を利用してフィンランドに１年留学していました。その時の経験が今の自分に大きな影響を与えたと思っています。当時は海外というものに全く興味関心がなかったのですが、実際に価値観や文化の違う人たちと意見を交換し合うことで、自分の視野の狭さと広さのどちらも感じることができました。同じように海外でなくても、富山大学は様々な学部からなる総合大学なので、同じように他学部の人と研究テーマについて意見を交換しておけばと少し後悔もしています。
「受験生・在学生へのメッセージ」
今は学部の枠がより広くなって、１年次は五福キャンパスで学ぶことができると聞きました。自分と違う価値観を持つ人たちと積極的に話をして自分のやりたいことを見つけ、深めていくことが今後10年の自分を作ると思います。大学は自分の将来の扉を誰かが開けてくれる最後のチャンスだったと、今にしてみれば思うことが多いです。なんでもいいので何か興味があることを口に出して周りに言いふらしてみてください。きっと誰かがなんとかしてくれます。努力とはきっと自分以外の誰かが頑張ってくれることでできるのだと思いますよ。
［令和4年度からの芸術文化学部の6領域］※
美術領域
工芸領域
デザイン領域
建築領域
キュレーション領域
複合領域
※令和4年度からは、従来のコース所属制度を廃止したオープンコース方式を実施しています。
学生は自分の適性や志望の変化に応じて、すべての領域の授業を履修することができます（受講環境により、一部の科目で履修制限を設ける場合があります）。
［大学院］
大学院人文社会芸術総合研究科