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2021.06.29

【展覧会】图展(ふゆをかこむ展)

图展(ふゆをかこむ展)のポスター(制作:水島加央瑠(大学院芸術文化学研究科1年))

图展(ふゆをかこむ展)
「图」は、何だろう、創作漢字だろうかと思われたかもしれません。実は、「図」を中国語の漢字で「图」と書きます。富山大学名誉教授山田眞一先生に調べて頂いたところ、【图】「圖」の簡化字。草書を楷書化したもの。清代の大衆小説や徽州档案文書に近形の字が見える。とわかりました。

辻合は、中国でたびたび「图」の字を見かけました。くにがまえの中に冬という字の構成が、雪国富山を連想すると常々思っておりました。そこで、この企画展を图展(ふゆをかこむ展)としました。なぜなら、この企画展が「図学」を中心としたものだからです。

「図学」は、「図法幾何学」を短縮した名称です。現在、「図学」は、「図形科学」と解釈し、「図」に関連する研究分野となっています。辻合は、コンピュータグラフィックスや画像処理が専門です。
图展は、辻合の研究や創作活動だけでなく辻合研究室に関わる学生や、卒業生の発表の場として開催します。特に、若手の育成になればと思っております。

この企画展では、発泡スチロール製どんぶりを使い簡単にプラネタリウム画像(全天周画像)を作る方法を解説します。そして、その方法を使い富山大学芸術文化学部生と高岡工芸高校生が全天周画像を作りました。是非、発泡スチロール製どんぶりに描かれた原画と、プラネタリウムに投影した画像を比べてみてください。

[出品作家]
辻合 秀一(芸術文化学系 准教授)
芸術文化学部 4年生および卒業生、
大学院芸術文化学研究科1年生および修了生(辻合研究室)

参加者:安部夏菜子、島朱莉亜、髙﨑文菜、中居昌輝、山田耕平(デザインコース4年)、 岡本美玖、山岸美南海(造形芸術コース卒)、石丸あずり、古谷隆昌、中村早希、 久世あゆみ、境 愛穂、根尾育江(デザイン情報コース卒)、牛丸紗矢香 (デザイン工芸コース卒) 荒屋成美、安藤嶺、水島加央瑠(大学院 芸術文化学研究科1年生)、渡辺祐也(大学院 芸術文化学研究科修了)

[日時]
2021年7月10日(土)~ 7月25日(日)10:00 ~ 16:00
※月曜休館、最終日は10:00 ~ 15:00

[場所]
青井記念館美術館
〒933-8518
富山県高岡市中川1丁目1-20
TEL/0766-21-1630

[関連リンク]
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