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2020.04.03

【名物授業】授業科目「芸術文化キュレーション演習」高岡水辺マップ完成![指導教員:奥 敬一 准教授(芸術文化キュレーションコース)]

授業科目「芸術文化キュレーション演習」高岡水辺マップ完成!
令和元年度、芸術文化キュレーションコースでは、「文化創造都市高岡の魅力発信」のための高岡市との連携事業として「高岡元気発信プロジェクト」に取り組んできました。その取り組みのひとつで、奥准教授が指導する「高岡水辺プロジェクト」では、3名の学生が高岡市内の水資源に焦点をあてて、地域の意外な一面を発掘してきました。その活動の成果として、「高岡水辺マップ」がついに完成しました。

高岡市には庄川と小矢部川という富山の代表的河川が2本流れているだけでなく、庄川水系の豊富な地下水も市内のあちこちで恵みをもたらしています。このマップでは、そうした高岡の恵まれた水資源について解説しながら、豊かな水をいかした食品やサービスを提供するお店、歴史的な水辺スポット、水とふれあえる憩いの場を紹介しています。

マップの作成にあたって、学生たちは自分たちで調べた手がかりをもとに現地をめぐりました。決して手がかりは多くはなかったのですが、現地をまわることで、新しい発見もありました。学生たちは実際に湧き出ている水の姿を各地で目の当たりにして、「伝統産業の町」のイメージが強い高岡に、意外な一面があることに驚いたようです。この驚きを高岡市民をはじめ多くの人たちと共有したいという思いで、学生たちはマップの編集に取り組みました。

こんなところにも湧き水が!
養魚場の豊富な地下水で育つ鯉

高岡の水に関わる活動をしている人たちの声も重要ですので、マップの内容を練っていく過程で、水環境にかかわる行政や市民団体の方とも意見交換を進めました。高岡市役所市民生活部地域安全課環境政策室の担当の方からは、高岡の水環境や水利用の実態について行政側の視点から教えていただきました。また、富山県西部を中心に環境保全活動や調査活動を行なう団体である「環の会」からは、これまで進められてきた「川のすこやかさ調査」の経験をもとに、高岡の水辺や水資源と人との関わりの現状について、貴重なお話をうかがうことができました。

環の会の方々にも高岡の水環境について教えていただきました

マップは500部作成しました。協力いただいた店舗や高岡市内の主要観光施設等で配布予定です。

授業科目名「芸術文化キュレーション演習
[受講生]
3~4年生対象

[科目区分(平成30年度以降入学生)]
コース特色科目(地域キュレーション)

※平成29年度以前入学生が履修する場合、科目区分等の取扱いが異なります。
※平成30年度以降入学生が履修する際の科目名は「地域キュレーション演習」となります

[担当]
奥 敬一(芸術文化学部 准教授)

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