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2019.02.14

【ニュース】平成30年度 ラハティ応用科学大学(フィンランド)との学生交流展 vol.2

平成30年度 ラハティ応用科学大学(フィンランド)との学生交流展
大学間交流協定を締結しております、ラハティ応用科学大学(フィンランド)において、富山大学芸術文化学部の学生による作品展を開催します。
この学生作品展は、本学部とラハティ応用科学大学デザイン学部との学生作品の相互交流展に関する覚書によるもので、隔年毎に交互に開催しています。

ラハティ応用科学大学へ展示準備に向かったペルトネン講師から、現地のリポートが届きました!

ラハティ応用科学大学(フィンランド)の校舎

2019年2月5日(火)
10時 日本の金属工芸技法についてのレクチャー
日本の金属工芸技法について、明治の彫金家・海野勝珉の作品研究をもとにレクチャーを行いました。受講者は、ジュエリーコースの学生10名と、ジュエリーコースのクイッカ先生。約1時間、写真資料をもとに説明した後、木目金の制作実習を数名の学生と共に行いました。
私自身がレクチャーをしていたので、写真記録を撮る余裕がありませんでした。
ただし、芸文で普通にできる制作工程で用いる道具や設備が、ほとんど無いことを深く理解できました。またジュエリーコースの学生たちが、大きな金鎚を使う様子を見ると、あまり経験が無いと思い、学生たちに聞きました。するとやはり、金属を打ち延べるような制作はしたことが無いという話をしていました。しかし金鎚の振り下ろし方と、金属に与える影響などを交えて、使い方を詳しく説明すると、学生たちはすぐに上手にできるようになりました。

14時 学生交流展のオープニングセレモニー
展覧会のオープニングセレモニーがありました。
たくさんの学生や先生方に来ていただきました。デザイン学部の学部長エッシ先生から、ラハティ応用科学大学と富山大学の協定についての説明があり、今後も継続してゆくことや、新たな交流についても引き続き模索してゆくことを話されていました。また、ペルトネンからは、今回用意した作品について説明をしました。
オープニングセレモニーにおいて、私が撮影した写真はたったの1枚で、久しぶりにお会いする先生方と話をするうちに、セレモニーが終了してしまいました。
それから、展覧会を15日に終了する計画でしたが、2月中、引き続き展示されることになりました。

ラハティ応用科学大学の校舎
ラハティ応用科学大学の校舎内には、多くのロッカーが様々な場所に設置されています。それらのロッカーは、教員、職員、学生、来校者にそれぞれ1枚ずつ与えられるカードで、開錠ができるようになっていました。
またそのカードキーは、校舎内のすべてのドアの開錠に関係しており、セキュリティレベルの高い場所については教員のみが開錠できるようになっています。また利用にあたって安全管理が必要な設備の電源を入れる場合も、教員のカードキーがなければ利用できないようになっていました。大変効率性のある管理方法だと思いましたが、富山大学に導入するのは、大変難しそうだと思いました。

ラハティ応用科学大学の新しい校舎には、各専門分野の学生だけでなく、教員のためにも、個人的で固定的な部屋はありません。そのため、授業やミーティング用の部屋以外は、すべてオープンスペースです。個人の荷物は、基本的に持ち歩くか、ロッカーにしまう必要があります。もちろん専門性の高い作業スペースを利用するようになると、そこに自分の荷物を一時保管することもできるようになっています。
そのため廊下、とは言い難いほどの広いエリアで、話をする学生や、自由な時間を過ごす学生を常に見ることができます。

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[文・写真]
ペルトネン純子(芸術文化学部 講師)


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