2021.04.05
【名物授業】リニューアルオープンした氷見市海浜植物園の壁面に、学生制作のサインデザインが登場
2021年4月2日、いよいよ氷見市海浜植物園が第2期の内装木質化工事を終え、リニューアルオープンしました。
海浜植物園が、木育とつながる拠点施設としても生まれ変わることになりましたが、木育の遊具が設置されるメインホールの壁面、来園者の憩いの場となるエレベータホールの壁面に、芸術文化学部の学生が制作したサインデザインが登場します。
このサインデザインは2020年度後期に開講された「デザインプロジェクトG(サインデザイン)」の授業内で学生らが提案した中から選ばれた案であり、サインデザインを制作した眞崎遥加を中心とした学生の手によって実際に施工を実施致しました。
メインホールの壁面サインデザイン。つままの木の絵には様々な生き物の姿が隠されている。
木育に親しむ親子や子供らに探してもらうことで、氷見市海浜植物園が擁する自然の中にも多くの発見があることを促したいという意図がある。
メインホールの壁面には3枚のつままの木の絵が描かれているが、春・夏・秋と枝葉が季節によって変化する中で、隠されている生き物の姿がより発見しやすくなる仕組みとしている。
エレベータホールの壁面サインデザイン。氷見市海浜植物園内での来園者の動線をよりアクティブにするために、2Fのエレベータホールに象徴的な空間を設置。設立25周年目のリニューアルであることから、このつままの木の絵には25羽の鳥の姿が隠されている。
サインデザインを実際に施工する学生。デジタルデータでデザインを制作するだけではなく、授業外では職人からの手ほどきを受けながら、 施工することにチャレンジした。
園内(リカレントルームの天井床面、ネット遊具から見渡せる空間)には、2019年度の授業「サインデザイン演習」にて学生らが提案、施工したサインデザインも設置されている。
[場所]
氷見市海浜植物園
富山県氷見市柳田3583
https://www.himi-kaihin.com
授業科目名「デザインプロジェクトG(サインデザイン)」
本授業では、サインデザインの概要を学ぶと共に、具体的な演習課題を通して空間におけるグラフィック表現の実技を学びます。サインやディスプレイのデザインを課題制作を通して習得します。
[受講生]
3~4年生対象
[科目区分(平成30年度以降入学生)]
コース特色科目(デザインコース関連)
※平成29年度以前入学生が履修する場合,科目区分等の取扱いが異なります。
[担当]
有田 行男(芸術文化学系 准教授)
岡本 知久(芸術文化学系 講師)
[関連リンク]
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