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2019.01.23

【受験生へのメッセージ】「知っている?デザインすることの意味。」岡本 知久

バラエティー溢れる芸術文化学部の教員が、受験生のみなさんに伝えたいこととは…。担当する授業の特色と研究の魅力、そして地域連携活動等をとおして見えてくる受験生へのメッセージ。

[教員]
岡本 知久  おかもと・ともひさ 講師

[担当コース]
デザインコース

[専門分野]
広告コミュニケーションデザイン
ブランディングデザイン
タイポグラフィーデザイン
タイプ(フォント)デザイン
エディトリアルデザイン

[教育の特色]
みなさんは「デザイン」と聞いて、何をイメージしますか? いきなりですが、社会で求められるデザインとは、課題を解決することです。なのでデザインは狭義に芸術的な表現をすることではなく、身の回りのすべてに関することであり、そこでの課題を解決し、いま以上のハッピーを提供することなんです。最終的に課題を解決するためには、ヒトを動かしモノを動かす必要があります。そこでクリエイティブの基本は「何を伝えるか」、それを最も効果的に伝えるために「どう伝えるか」をくり返し考えることです。これってスポーツで言うところの基本フォームなんです。みなさんがデザインの現場で生きていくために必要な基本フォームを伝授します。

[研究の特色]
私はビジュアルを中心としたデザインの仕事をしてきました。またアメリカで仕事することが多かったんですが、その中で気づかされたことの一つが、私が文字を扱うデザインの能力を持っていたということでした。他のデザイナーには難しいけど、でも自分にはできた。それに気づくことができたので、さらに能力を磨いていきたいと思い研究テーマにしています。特に世界的にも特殊で多様な文字文化の日本語を、これからのデジタルデバイス上で、美しく読みやすく表現するためのシステムづくりを目指してアプローチしています。

[地域連携の特色]
私は倉敷(岡山県)の出身で、お恥ずかしながら富山に来て初めて知ったんですが、ここ高岡は江戸時代からの伝統的な技術・産業・文化と今が交差する場所でした。そして私が感じた芸術文化学部の特徴は、その高岡にあることでした。この環境の中で街全体をキャンパスとして大学4年間を地域と共に生きることは、他では得られない価値につながります。なぜなら、これからの時代はグローバルに課題を解決していくことが求められます。だからこそ、ローカルなスペシャリティを会得しグローバルな視点で展開、解決していくことが重要になってきます。是非、その能力をここで会得しませんか。
プロジェクト授業『高岡クラフト市場街』を担当しています。
イベント/高岡クラフト市場街2018

「アメリカで仕事をしていた時、リフレッシュのために度々訪れていたYosemite National Park」
「高岡クラフト市場街2018;山町筋」

[受験生へのメッセージ]
デザインとは課題を解決することであり、芸術的な何かをつくり出すことではありません。つまり絵が上手く描けないとデザインできないということではないんです。じゃぁ、課題を解決するために大切なことは「何を伝えるか」「どう伝えるか」を考えることで、この「どう伝えるか」がアイデアなんです。文字で表現すれば小説。音で表現すれば音楽。映像で表現すれば映画。グラフィックで表現すればグラフィックデザイン。言葉+グラフィックで表現すれば広告になるわけですよね。そう、最も効果的に伝えるために、あなたにマッチした方法を探して、あなたにしかできない表現で伝えたら良いんです。それを一緒に探しましょう。

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