2025.06.19

【ニュース】日本都市計画学会2024年年間優秀論文賞を受賞！

［概要］
安倍ひよりさん（2024年度人文社会芸術総合研究科修了）と芸術文化学部 籔谷祐介講師が、日本都市計画学会2024年年間優秀論文賞を受賞しました。この賞は、当該年の1月から12月に発表された都市計画論文集登載論文（全193編）の中から優れた内容を有する論文（8編）を表彰するものです。受賞論文は、安倍さんの修士1年次の研究成果をまとめたものです。

受賞理由は以下の通りです。

本論文は、まちの見方の違いが、地域愛着および主観的幸福感へ影響するという仮説に基づき、まちを見る感性（視対象の選択および意味付与）が地域愛着および主観的幸福感へ与える影響の差異や、 それら同士の関係性を実証的に検証した論文である。評価できる点としては、第一に、共分散構造分析によってまちを見る感性と地域愛着・主観的幸福感との関係性を定量的に検証し、今後の景観施策に対し有用な示唆を得ている点があげられる。第二に、景観構造の解釈や地域愛着、主観的幸福感について既往研究を丹念に参照・整理することで研究目的に迫るための調査・分析の枠組みを創造的に構築した点があげられる。以上より、年間優秀論文に相応しいと判断された。

［論文題目］
「まちを見る感性」が地域愛着及び主観的幸福感に与える影響-主観的幸福感向上のためのまち歩き手法開発に向けた基礎的研究-」

論文はコチラからご覧頂けます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalcpij/59/3/59_4035/_article/-char/ja/