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2023.05.23

【留学生の今日】留学リポートvol.21!韓国から落合 真歩がお届けします!

4月、桜が満開の国民大学校

留学リポートvol.21!韓国から落合真歩がお届けします!
안녕하세요!アンニョンハセヨ!
韓国ソウルにある国民大学校に留学中の落合真歩です。

韓国に来てからあっという間に2ヶ月ほどが経ちました。時間の早さに驚きを隠せない今日この頃です。

今回は、韓国で留学生活を送りながら感じることや、気づいたことなどをお伝えできたらと思います。

まず、私が韓国で生活しながらよく感じることの一つは、“韓国語”、“言語”の奥深さについてです。韓国語と日本語は、単語や文法など、似ている部分がとても多く、それほど大きなギャップは正直感じません。しかし、似ているからこそ、ちょっとした言葉の使い方や言い回しの違いに、その国特有の表現があらわれているように感じます。

また、実際に現地で使われている韓国語に触れることで、言葉がもつ独特なニュアンスや、人々の生活の中で育まれていった表現などを体感することができます。こうした感覚は、いくら優秀な翻訳機能や、教材などがあったとしても、なかなか味わうことができないと思うので、現地で学ぶことの大切さを実感します。

また、言葉を理解するだけでなく、その言葉のなかに含まれている相手の思い、意図まで考えることで、より意志疎通ができるようになるのだと感じます。育ってきた国、環境、文化が違えば、同じ単語でも、その言葉に抱くイメージは違います。これは同じ国の中でも言えることだと思うのですが、相手が話す言語を、そのまま自分の使う言語に変換しても、その言葉の真意までは理解できないことがあります。

だからこそ、コミュニケーションというのは、互いに相手の立場に立って、相手の気持ちを考慮することで成立するのだと改めて感じます。このように、違う国で、違う言語で生活してみると面白い発見がたくさんあります。

次に、韓国の文化について興味深かったこと、不思議だったことについてお話ししたいと思います。

一つは、食文化についてです。韓国では、日本と違って、食事の際に各自のお皿に取り分ける文化がありません。みんなで鍋や、ひとつのものを一緒に食べます。私は韓国に来て最初のうちは、その文化に慣れなかったのですが、生活しているうちにだんだん慣れて、楽に感じるようになりました。また、みんなで一緒に食べることで、相手との距離も近くなったような気がして、温かさを感じました。

それからもう一つ、人と人との距離感について、日本と違って面白いと感じたことを紹介します。

韓国では、自分より年上の仲のいい人に対して、お兄さん(オッパ、ヒョン)、お姉さん(オンニ、ヌナ)と呼びます。日本では、家族以外の人に対してそのような呼び方をすることはないので、不思議に感じますが、韓国では、親しくなったら自然にそのように呼びます。家族ではないけれど温かい繋がりを感じるため、私はこの文化がとても素敵だと感じました。

最後に、留学生活全体を通して感じたことについてお話ししたいと思います。

大切なのは、受け身ではなく自分から行動するということです。自分からたくさんのことに興味、関心を持ち、感じることが大切です。見ようとしなければ見えないもの、聞こうとしなければ聞こえない音、感じようとしなければ感じられないものが身の回りには山ほどあります。私も、よく目を凝らして、耳を研ぎ澄ませて、残りの留学生活、たくさんのことを吸収したいと思います。

ソウルの中心を東西に流れる漢江(ハンガン)

[文・写真]
落合 真歩 おちあい・まほ 富山大学芸術文化学部 デザインコース3年 在学中。2023年3月から、大学間交流協定校の国民大学校(韓国)に留学中。

[関連サイト]
【芸文について】国際交流・留学ページ
【キャンパスライフブログ】 留学生の今日

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