2018.10.03
【ニュース】大氏正嗣(芸術文化学部 教授)がタイ パタナシン芸術大学において講演を行いました
平成30年9月13日 19:00より タイ バンコクにあるパタナシン芸術大学チャンシンキャンパスにおいて、建築デザインコース大氏教授が”Collaboration with Engineering and Art(日本語訳:工学技術と芸術の協働について)”に関する講演を行いました。
この講演は提携大学でもあるパタナシン芸術大学と結びつきを強化する目的で、ネパールへの渡航の途中でバンコクにより行ったものです。講演では、建築構造を専門とする大氏教授がこれまで取り組んできた、芸術(特に彫刻や環境造形)に関する実作と試作の紹介がなされ、工学技術を取り入れることで造形的広がりがどのように変わる可能性があるかについて説明がなされました。とかく、芸術系の学生は数学や物理学を苦手とする傾向が強いですが、優れた芸術作品には人の心に影響を与える感動と同時に、人の知性に働きかける知的好奇心を満たします。その一つの要素として技術が存在することもあり、その価値を正しく認識することだけでなく発想へのヒントを提示しようというものです。また、大氏教授の手がけてきた構造デザインに配慮された建築群の説明も同時に行われました。
講演は英語で行われ、パタナシン芸術大学学内以外にも近隣大学よりの参加があり、約50名が質疑応答を含めて90分ほどの有意義な時間を過ごしました。次回は、時期は未定ですが近隣大学であるKing Mongkut’s大学での講演を行う予定です。
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タイ国立パタナシン芸術大学
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