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2020.03.24

【ニュース】「八ヶ岳高原 版築のいえ」が2020年日本建築学会作品選集に選ばれました/萩野 紀一郎(芸術文化学部 准教授)

(撮影:1,2,3,4 津布久智・5,6,7 萩野紀一郎)

「八ヶ岳高原 版築のいえ」が2020年日本建築学会作品選集に選ばれました/萩野 紀一郎(芸術文化学部 准教授)
日本における建築作品の発表の場として、国内外より高い評価を受け、日本建築学会の最も重要な事業のひとつとされている「一般社団法人 日本建築学会作品選集」において、萩野 紀一郎 准教授の建築デザイン作品が「日本建築学会 作品選集2020」の掲載作品に選ばれました。

[受賞者]
萩野 紀一郎(芸術文化学部 准教授/萩野アトリエ)

[作品名]
八ヶ岳高原 版築のいえ(長野県南佐久郡南牧村)
RAMMED EARTH HOUSE, YATSUGATAKE

選評:高嶋 猛 氏
八ヶ岳の東側山麓に広がる標高1,600mの別荘地に建つ。落葉広葉樹が自生する広い敷地は東に緩く下り、東側道路に入口を設ける。緩やかに登るアプローチの先の敷地西側に、軽やかに深い軒を施した傾斜屋根の妻を見せて主屋が建つ。伝統的技術である版築の新しい表現で覆われた鉄筋コンクリート造の高基礎は地面からすくっと力強く立ち上がり、上部の木造外壁は基礎から大きく持ち上げられ、深い軒の米マツの軒裏がそのまま天井となって内部に続き、緩やかに浮かぶ屋根が覆う構成である。また、自然素材を生かし、小気味よい構成を見せる。雪対策により主屋が地表面から高く設けられ、主屋から南への視線は、手すりのないバルコニーを通して広がり、外部とのつながりが強く意図されている。
極寒・豪雪の風土にも関わらず、設備・建具などの慎重な対応によって、自然を取り込んだ開放的な空間構成を実現している。

【受験生へのメッセージ】「『手で考え、体でつくる』サスティナブルな建築を目指して」萩野 紀一郎

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