2023.02.06
【学生の日々】「GEIBUN14」卒業・修了研究制作紹介 No.9
卒業・修了研究制作展「GEIBUN14」に向けて、研究・制作を進めている学生にインタビューを行いました。それぞれの学生の取り組みをご覧ください。
《GEIBUN14 卒業・修了研究制作紹介No.9》
地域キュレーションコース 尾関 日奈子
Q1、卒業研究・制作のテーマを教えてください
メディアミックスに影響されるキャラクターについて、スポーツ漫画の比較をもとに研究しています。
Q2、このテーマを選んだきっかけを教えてください
本屋でのアルバイトを通して、いわゆる「異世界系」などのWEB小説をもとにした漫画が気になったことがきっかけで、そういった派生ものが「メディアミックス」と呼ばれることを知りました。そこからメディアミックスについてもっと深く知りたいと思ったのがきっかけだったと思います。
Q3、研究・制作の過程で大変だったことはありますか?
最終的に2.5次元舞台のことについて論文内で触れているのですが、まだメディアミックスという文化自体が新しいため参考資料が少なく、図書館にも全然資料がなかったため、その資料集めが一番大変でした。ここ近年発売された関連書籍を本屋で探して取り寄せて買ったり、論文などもあまり書籍化されていなかったため論文の載っている雑誌の一部などをコピーしたりして資料を探しました。
Q4、書籍をあたった中で、一番興味深い・印象深い話はありましたか?
キャラクターについて探っていた時に、読んだ書籍の引用文献をどんどん辿っていくと絶対同じ引用元に辿りつくのが印象的でした。「キャラクターが立つには何が必要か」という項目でどの資料も同じ論文を引用していて、キャラクターについてのしっかりとした論文がちゃんとあることに驚き、印象深かったと同時に、研究の上で助けになりました。
Q5、論文を書くにあたりどのくらいの数の資料や書籍を読みましたか?
20冊弱くらいは読んだと思います。あとは比較のために漫画を読んだり、2.5次元舞台の映像を繰り返し見たりしました。
Q6、卒業制作展を見に来てくれる人たちに注目してほしいところはありますか?
キャラクターというものは身近なものだと思うので、自分の知っているキャラクターや漫画に置き換えながら考えてくれたら嬉しいです。そうすることで、論文で言っていることがわかるな、と思ってくれたらいいなと思います。
皆様のご来場お待ちしています。
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《執筆者からの一言》
メディアミックスとキャラクターの関わり合いというところに着目して深めているところがとても興味深く、印象的でした。私自身もメディアミックスに触れて楽しんだ経験が多くあるため、論文の完成が楽しみです。
[取材・写真・文・編集]
卒展キュレーター委員会(2023年2月6日)
執筆者:デザインコース 本多 志穂子