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2018.10.03

【ニュース】河原つかささん(デザイン情報コース卒)の卒業制作が「グッドデザイン賞」を受賞

河原つかささん(デザイン情報コース卒)の卒業制作が「グッドデザイン賞」を受賞
富山大学 芸術文化学部 有田研究室の活動および 河原つかささん(デザイン情報コース2018年3月卒)の卒業制作である「職人・町人スタンプラリー」が、このたび2018年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。「職人・町人スタンプラリー」は「高岡クラフト市場街」で2015年から提供しているスタンプラリーのサービスです。地域・コミュニティづくりのデザインに取り組んだ結果、高く評価されました。
卒業制作としての「職人・町人スタンプラリー」は芸文プライズ(Geibun Prize 2018)も受賞しております。

[名称]
「職人・町人スタンプラリー」

[概要]
毎年秋頃に高岡中心市街地で開催される「高岡クラフト市場街」で提供しているスタンプラリーのサービスです。
来場者がまちなかにいる高岡の職人さんや、高岡の町人さんを探してスタンプを集めることで「市場街パスポート」が完成します。
高岡の大きな魅力である「ひと」に注目し、「ひと」を巡るラリーとなっています。ふだんはなかなか会話しづらい職人さんや町人さんとのコミュニケーションを可能とします。

[プロデューサー/ディレクター]
有田 行男(富山大学芸術文化学部 准教授)

[デザイナー]
河原 つかささん(デザイン情報コース 2018年3月卒)

[グッドデザイン賞審査委員による評価コメント]
シンプルなアイデアだが、新しい工芸の生き残り方としての「ツーリズム」を最小限のデザインで実現しようとしている姿勢は素晴らしい。
新しい顧客が伝統産業の背景に流れる文脈を知り、作り手の縁を読み解いてもらう手法として、ツーリズムは手工芸の生き残りのために不可欠な戦略であるように思う。願わくば単体の楽しいイベントとしてのスタンプラリーを超えて、産地の美しい物作りを伝えるブランディングと融合した形に発展することがあれば、さらに将来にわたって産地を元気づけられるプロジェクトになるだろう。

[グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ]
https://www.g-mark.org/award/describe/48276

[グッドデザイン賞とは]
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
http://www.g-mark.org/

グッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2018」に出展
本年10月31日(水)から5日間にわたり、東京ミッドタウンで開催される、最新のグッドデザイン全件が集まる受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2018」において、特別展示で紹介されます。

[日時]
2018年10月31日(水)~ 11月4日(日)

[会場]
東京ミッドタウン(東京都港区六本木)
http://www.g-mark.org/gde2018/

[関連リンク]
【受験生へのメッセージ】「デザインを幅広く捉えてみませんか」有田 行男

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