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2019.08.02

【研究科生の研究紹介】乾漆技法を用いた工芸作品の制作/小池 杏奈(大学院 芸術文化学研究科)

  制作風景

[氏名]
小池 杏奈(大学院 芸術文化学研究科)

[研究テーマ]
乾漆技法を用いた工芸作品の制作

[研究概要]
漆で布を貼り重ねて素地を作る乾漆という技法を⽤いて漆⼯芸作品を制作しています。制作の中で造形の美と⽤の美の両⽅を兼ね備える状態を研究しています。乾漆技法は漆の素地として造形的な表現をしやすい技法です。私は乾漆技法で器物を作る事は、⽤途をもったモノに鑑賞の美を付加する事であると考えます。学部時代の卒業制作では乾漆技法を⽤いて⿃の翼の美しさを表現に取り⼊れた飾り箱を制作しました。そして、⽤と美を兼ね備えた作品を実現するには知識と技術が必要であることを学びました。大学院ではその経験も活かし、伝統的な技術はもちろんのこと、最新の技術も吸収しながら日々制作に取り組んでいます。

油土による乾漆皿の原型
3D造形ソフト「zburush」による造形

[ひとこと]
私の研究と制作は、漆の先生を始めとして様々な分野の先生からご指導いただいています。
専門知識を深めるとともに、ものづくりに対して広い視点を得られる環境に身を置いていると常に感じています。

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