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卒業生・在学生の活躍報告募集! NEWSを送る

2019.02.15

【卒業生の活躍】渡辺 祐也さん(デザイン情報コース※3期生、大学院芸術文化学研究科2期生)

個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。

[卒業生]
渡辺 祐也 さん

[専門領域]
デザイン情報コース3期生(平成23年度卒業)
大学院芸術文化学研究科2期生(平成25年度修了)
※ 平成30年度より「美術・工芸コース」「デザインコース」「建築デザインコース」「地域キュレーションコース」の4コースとなりました。

[勤務先]
株式会社アーキジオ

[職種]
技師

「現在の仕事について」
株式会社アーキジオで、おもに3D計測の技師をしています。遺跡や出土遺物を3Dスキャンし、図面の作成や博物館展示の映像制作などに役立てています。
他にも地質や考古学に関する映像コンテンツ制作などに携わっています。
材質や光源によってスキャンデータが大きく変わり、図面用のデータと映像用のデータとで用途によって必要な3Dモデルが異なります。最終的な使い道を見通して、適切なスキャニングができるよう心がけています。

古墳内部を撮影した際の写真です。入口が狭く人が入れないので、長いポールで計測機器を中に入れてスキャニングしました。
国土交通省北陸地方整備局 立山砂防事務所からの依頼で作成した映像作品「VR土石流」です。地質の専門家が監修しており、土木コンサルタントかつ映像制作者ならではのクオリティを追及しました。

「芸術文化学部の学習や課外活動が今どう活きているか」
大学ではメディアアートを専攻しており、こういった遺跡発掘の仕事のことは何も知りませんでした。
たまたま大学からのご紹介もあり、大学院時代の研究で使っていた3Dスキャニングの技術を評価され、今の会社とご縁をいただきました。
そのほかにも展示用の動画制作や、会社紹介用のポスター制作など、社内でも少し特殊な立ち位置の社員ですが、芸術文化学部で学んだことは意外な所で役に立っています。

「受験生・在学生へのメッセージ」
大学で学んだことがどこで役に立つかは分かりませんが、自分やその周辺にとってありふれた知識や技術が、他の業種では珍しいことはよくあります。
私の場合、大学の専攻とは違う業種で働くかたわら、プライベートでの個人制作も続けています。
大学を出てすぐに作家を目指すようなこだわりはもたず、自分にできることと、社会に求められることを天秤にかけながら、大学では自分にできることの幅を広げてほしいと思います。

2019年1月30日に行われた「キャリアガイダンス(卒業生から学ぶ)」では、渡辺さんの学生時代の活動や現在の状況について貴重なお話を伺いました。
個人制作「水の彫塑 白蛇」(第3回全天周コンテンツコンテスト静止画CG部門準優秀賞)。プラネタリウムにて映像展示。

[関連リンク]
【ニュース】第3回全天周コンテンツコンテストにおいて準優秀賞を受賞/赤木美沙子(造形芸術コース4年)、渡辺祐也さん(大学院修了)

他の卒業生の活躍はこちら

[平成30年度からの芸術文化学部の4コース]※
美術・工芸コース
デザインコース
建築デザインコース
地域キュレーションコース
※  平成30年度から、より融合教育を推進する垣根の低い4コース制としました。
コース配属は、2年次において本人の志望や学業成績に基づいて決定します。

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