2019.07.17
【名物授業】授業科目「造形芸術演習2」/ 黒部市美術館学芸員・尺戸 智佳子氏による公開講評会
「造形展2019プレビュー」公開講評会に、尺戸智佳子(しゃくど ちかこ)氏(黒部市美術館学芸員)をゲスト講師としてお招きしました。
「造形展2019プレビュー」は、本展である「造形展2019」(2019年7月21日(日)〜7月28日(日)高岡市美術館市民ギャラリー)を開催する前に、学内を会場にして展示や作品などについて試行や確認をする機会です。
公開講評会では、学生20名がそれぞれの作品についてプレゼンテーションを行い、多種多様なテーマで制作する学生に対して、尺戸氏から各々に合わせてコメントを頂きました。尺戸氏からの、作品のコンセプトに対する共感や「一番見せたいテーマは何か」という問いかけ、同じようなテーマで制作している作家の紹介を通して、学生たちは自作の強みや今後の課題を見つけられたようです。
また「絵のコンセプトは制作しているうちに変わってくることもあるので、作品から感じることをもとにキャプションの内容を練り直してもいい、キャプションは『絵をどうやって見ればいいのか』というきっかけを作るものであり、絵を見ている人が共感しやすくするための入り口である」というような、作品のコンセプトの練り上げ方に関するアドバイスも頂けました。
さらに自分が表現したい内容に対して、今使用している画材が合っているかという基本的な問いかけや、絵画における違和感の重要性、「自分が作品で表したいコンセプトと、見る人が感じる印象のズレ」に対する考え方など、様々なお話をうかがうことができました。
「造形展2019」Twitter、Instagramもぜひご覧ください。
造形展は造形芸術コース学生20名による展覧会です。油彩画、日本画、彫刻、メディアアートなどの作品を20点展覧いたします。
学生それぞれの作品制作状況や各担当(展示・印刷、デザイン・広報)の活動、会議の様子などをお知らせします。
是非ご覧ください。
Twitter/ @zoukeiten2019
Instagram/ 2019zoukeiten
造形展2019
[会期]
2019年7月21日(日)〜 7月28日(日)9:30 〜 17:00
※入場無料 7月22日(月)休館 最終日は16:00まで
7月27日(土)
トークイベント 13:00 〜 14:00
公開講評会 14:30 〜 16:30
ゲスト 中村 滝雄 氏(造形作家、富山大学名誉教授)
[場所]
高岡市美術館 市民ギャラリー
〒933-0056 富山県高岡市中川1丁目1番30号
TEL:0766-20-1177
URL:http://www.e-tam.info/
駐車場:地下駐車場2時間まで無料
高岡文化の森 駐車場無料
授業科目名「造形芸術演習2」
[受講生]
3~4年生対象
[科目区分(平成30年度以降入学生)]
コース特色科目(美術・工芸関連)
※平成29年度以前入学生が履修する場合、科目区分等の取扱いが異なります。
※平成30年度以降入学生が履修する際の科目名は「展示演習」となります。
[担当]
齊藤 晴之(芸術文化学部 教授)
髙島 圭史(芸術文化学部 教授)
辻合 秀一(芸術文化学部 准教授)
松村 浩之(芸術文化学部 講師)
長田 堅二郎(芸術文化学部 講師)
平田 昌輝(芸術文化学部 講師)
[関連リンク]
【展覧会】富山大学芸術文化学部 造形芸術コース学生 20名による展覧会「造形展 2019」