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2015.07.24

【受験生へのメッセージ】「情報技術をデザインに役立てる」藤田 徹也

バラエティー溢れる芸術文化学部の教員が、受験生のみなさんに伝えたいこととは…。
担当する授業の特色と研究の魅力、そして地域連携活動等をとおして見えてくる受験生へのメッセージ。

[教員]
藤田 徹也 ふじた・てつや 准教授

[担当コース]
デザイン情報コース

[専門分野]
情報処理

[研究テーマ]
「利用環境の変化に対応した情報システムおよびユーザインタフェースに関する研究」

「教育の特色」
  科目「Web基礎演習」「Web応用演習」では、Webデザインに関する演習によって、現在、重要な情報発信の手段となっているWebに関する理解を深めるとともに、必要な技術を身につけることを目的としています。授業では、詳細な操作手順を解説するプリント教材を使用して理解を助けるとともに、最新の技術動向を取り入れ随時内容を変更しています。
 また、卒業研究ではWebおよびその関連技術を利用した情報コンテンツやアプリケーションの制作を行なっています。卒業研究ではコンセプトの立案とその具現化のプロセスを重視し、情報技術はあくまでも手段であることに留意して指導しています。

「研究の特色」
 携帯電話・タブレット・ウェアラブル端末の普及に見られるように、情報を利用する環境は急速に発展し、また変化しつつあります。一方で、これらの製品のデザインは市場主導型で未成熟のものが多く、必ずしもユーザーに対して快適であるとは言えません。そこで、ユーザ・インタフェースデザインの検討、簡単なプログラミング言語であるスクリプト言語によるユーザ・プログラミング、高齢者に配慮した情報システムの最適化などによって、情報利用環境の望ましいあり方について研究を進めていきたいと考えています。

「地域連携の特色」
 地域の教育機関と連携し、本学部のコンピュータ演習室を使用して情報処理科目を実施しています。これまでの実績として高岡市立看護専門学校、富山県立保育専門学院等の授業を実施してきました。また、Webや情報システムの運用に関するアドバイスを行っています。

Web基礎演習では、主としてHTMLとCSSによるWebデザインの基礎を演習形式で学びます。授業では、Adobe Dreamweaverを使用しています。

コンピュータ演習室での授業風景(Web基礎演習)です。端末間のモニタで講師用画面を確認しながら作業することができます。この他にMac端末の演習室もあります。

「受験生へのメッセージ」
 デザイン情報コースでは、「デザイン」を、「社会におけるさまざまな問題を発見し、その解決のためのプランを策定する」という広い意味でとらえ、その力を養うためのカリキュラムを編成しています。問題解決のためには、デッサン力は必ずしも必要不可欠な能力ではありません。したがって、デザイン情報コースでは約半数が実技検査のない選抜方法で入学し、入学後は選抜方法に関係なく全員コースの学生として授業を履修し、卒業後はデザイン関連を含む企業等へ就職・進学しています。社会のさまざまな事象に興味を持ち、自分のアイデアを論理的に表現してみたい人の入学を待っています。

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