キャンパス
ライフ

卒業生・在学生の活躍報告募集! NEWSを送る

2016.03.31

【サークル】「人体造形研究会」で、石膏型取りを行いました

芸術文化学部 人体造形研究会
「石膏型取り」を行いました!

人体造形研究会(以下:人造研)では、2月から3月にかけて、作品の石膏型取りを行いました。11月頃からモデルさんを立てて塑造制作してきた人物像を石膏におき変える工程です。
大変だったけど充実感のあった、その模様をちょっとだけご紹介します…。

石膏型どりは大きく2つの工程に分けられ、
・雌型(めがた)づくり
・雄型(おがた)の貼り込み、割り出し
などの作業があります。

まず、粘土で制作した原型のまわりを石膏で覆って「雌型」を作ります。石膏と水を混ぜる(合わせる)のが大事なポイントで、顧問の平田先生に教わりながら何度もやるうちにだいぶ上手になりました。

雌型から原型の粘土をすべてかき出します。複雑な形のため、「切り金」を使って、粘土をかき出したり雄型を貼りこむための窓をたくさんつくっています。等身大の作品の場合は掻き出す粘土も大量で、肉体労働でした。

そして雌型の中に石膏を貼りこんでいきます…。

雄型の石膏が固まったら、雌型を割って外していきます。石膏の粉まみれになりながら、雌型を割り出して雄型が見えてくるにしたがって作品完成の実感がわいてきて、この作業はどんどん進みます…。(全体の作業を通して、等身大の作品の石膏型取りは、皆で協力して作業を進めました)

雌型を外しおわって全貌が見えたときには、大きな充実感がありました。

この後、着色などをして完成度を高め、展覧会に出品します。
塑造制作は、平田先生の指導を受けながら、参考映像や資料などで研究し、より良い方法を考えながら行いました。今回は彫刻制作を行いましたが、今後は絵画分野でも人体造形に向き合いたいと思います。

人体制作に興味がある方はいちど、人体造形研究会を覗いてみてください。(主な活動場所は彫塑室です)

[人体造形研究会]
「人体造形研究会」とは、その名の通り真っ直ぐに造形表現に向き合うサークルです。継続は力なりをモットーに、制作や作品鑑賞を継続的に行っています。メンバー間で展覧会や講演会などの情報や、展覧会・作品の鑑賞レポートをお互いに交換し合って、切磋琢磨しています。

[顧問]
平田 昌輝(芸術文化学部 講師)

[取材・写真・文]
池田 愛花里 芸術文化学部 デザイン情報コース 1年

WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com