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2020.10.01

【名物授業】安達 博文 氏(画家、富山大学名誉教授)による「特別演習(絵画古典技法演習)」(テンペラ)

安達 博文 氏(画家、富山大学名誉教授)による授業科目「特別演習(絵画古典技法演習(テンペラ))」

安達博文氏(画家、富山大学名誉教授)をお招きし、テンペラ画の制作方法をご指導いただきました。
絵具の種類は、発色材(顔料)に加える接着剤成分によって変わります。
油を接着剤成分として使えば「油絵具」、膠を接着剤成分として使えば「日本画絵具」というふうに。
今回の授業では、卵を主な接着剤成分として使用した「テンペラ絵具」の作り方と制作方法をご指導いただきました。

一般的には耳慣れないテンペラ絵具ですが、中世からルネサンス期のヨーロッパで盛んに使われ、ボッティチェリの《春》や《ヴィーナスの誕生》等数多くの名画が生まれました。油性と水性の両方の特徴を持つ絵具で、不透明性が強く発色の良い絵具です。学生たちは、普段使用している油絵具や日本画絵具とは違った練り具合と発色に戸惑いながらも楽しんで制作しました。

安達先生には4日間、ひとりずつ、じっくりと作品の内容を吟味しながら、指導をいただきました。
学生たちには、今回の貴重な経験を生かして、これからの制作・研究に注力してほしいと思います。

松村 浩之(芸術文化学系 講師)

授業科目「特別演習(絵画古典技法演習)」
[期間]
2020年9月25日(金)~30日(水)

[場所]
B2-113

[受講生]
3~4年生対象

[授業担当]
安達 博文 氏(画家、富山大学名誉教授)

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