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2022.02.07

【学生の日々】「GEIBUN13」卒業・修了研究制作紹介 No.8

卒展「GEIBUN13」に向けて、研究・制作を進めている学生にインタビューを行いました。それぞれの学生の取り組みをご覧ください。

《GEIBUN13 卒業・修了研究制作紹介No.8》
デザインコース 林原 穂高

Q1、卒業研究・制作のテーマを教えてください
卒業研究・制作のテーマは、五感を刺激する小型モビリティの制作です。モビリティとは移動するもののこと、つまり自動車のことです。この研究・制作は内田ゼミにいる4人で協力して一つの自動車をつくるもので、本物の車、実際の車のサイズを作ることがテーマとなっています。

Q2、このテーマを選んだきっかけを教えてください
テーマを選んだきっかけは、まず4人で話し合って決めました。
それから、自動車に乗りながら五感、視覚や聴覚、触覚などに刺激を受けることができるようにすることで、車を運転すること、所有することを楽しんでもらいたいと思い、このテーマに設定しました。特に、若い人たちに向けて制作していて、自分たちの世代の人たちに車に興味を持ってもらいたいということで制作を始めました。

Q3、この作品で是非見てほしいところを教えてください
めちゃくちゃいっぱいあります。
特に見てほしいところは車の構造自体が造形になっているところです。
本来の車は、構造を隠して、隠して、表面だけを造形で美しく見せようとします。
わたしたちの研究している車は、工学的な構造をそのまま芸術的な造形としてとり扱っています。
柱や扉と扉の合わせ目などの部分も、美しいと思えるものになっているのでぜひ見てもらいたいです。 

Q4、研究・制作の過程で大変だったことはありますか?
大変だったことはいっぱいあります。
例えば、実際のサイズを作るためには、工学的、構造的な知識が必要になってきます。
どう組み立てていくか、どう組み合わせていくのか、そういったところを試行錯誤し、ときには失敗をして。そういったことを繰り返してようやく成功します。
それを何度も繰り返さないといけないというのはやはり大変でした。
それから4人でやっているというのもあり、色々な意見をひとつにしなきゃいけないというのが非常に大変でした。
また、車にとって大変なのは見えない部分です。
表側はもちろん美しく作りますが、裏側の固定する部分やボルトでとめる部分などを設計することも必要になってきます。本当に膨大でいろんな要素があり、システム、電気、合成、配線、それらすべてを考えながら、造形、設計しなければならなかったので、非常に頭を使い苦労しました。

「展示会場」にて制作・研究内容の展示も行っています。皆様のご来場お待ちしています。また、Twitter、Facebook、Instagram による情報発信も随時行っていきます。

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《執筆者からの一言》
わたしが彼の知り合いというので、なにかしら補正がかかってしまっているかもしれませんが、今回の卒業研究・制作の中で一番の目玉になる研究だと思っています。
研究内容が素晴らしいというのはもちろんですが、彼の研究に対する熱意がものすごいからです。
記事に書いた部分についてはもちろん見ていただきたいですが、見どころはさらにいっぱいあります。
卒展の際には彼らに質問をしていただいて、彼らの熱意、そして研究の素晴らしさに触れていただきたいです。

[取材・写真・文・編集]
卒展キュレーター委員会(2022年2月7日)
執筆者:デザインコース 中居 昌輝

[関連リンク]
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