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卒業生・在学生の活躍報告募集! NEWSを送る

2022.08.05

【卒業生の活躍】金山 謡さん(芸術文化キュレーションコース※12期生)

個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。

[卒業生]
金山 謡さん
[専門領域]
芸術文化キュレーションコース12期生※(令和2年度卒業)
※令和4年度より「美術領域」「工芸領域」「デザイン領域」「建築領域」「キュレーション領域」「複合領域」の6領域となりました。
[勤務先]
富山県水墨美術館
[部署]
学芸課
[職種]
学芸員

水墨美術館は日本の美を紹介する美術館。美しい庭や建物が自慢の職場です。

「現在の仕事について」
富山県水墨美術館の学芸員として採用されました。学芸員の仕事は多岐にわたります。自分の担当企画展の準備をすすめながら、年に4回常設展示の展示プランを考え、年に約6本開催するほかの企画展やそのイベントの準備やPRをおこなったり、新聞、雑誌、テレビ、ウェブサイトを通じた広報活動に取り組んだり。大変ではありますが、自分のがんばりが「展覧会」という目に見えるかたちで実を結ぶので、とてもやりがいを感じています。色々な業務があることを「雑芸員」と揶揄することもあるようですが、そのぶん、様々な経験ができたり多くの人との出会いがあったりする、素敵なお仕事です。

就職してすぐに企画展を担当しました。頑張って準備したので開幕の感動もひとしおでした。

「芸術文化学部の学習や、課外活動が今どう活きているか」
自分の専門や興味にこだわらず、さまざまな授業やイベントに積極的に参加していました。何ひとつとして、無駄だったこと、やらなければよかったことは無かったと感じています。芸術文化学部での出会いや経験のひとつひとつが、いまも自分の背中を押し続けてくれています。

常設展示も担当しました。常設展示は、企画展や季節にあわせ、年に4回程展示替えをおこないます。

「受験生・在学生へのメッセージ」
学生時代に、先輩や同学年の子たちが、デザインやイラスト、建築など、自分のやりたいこと、専門にしたい分野を授業、自主制作、課外活動を通して、楽しみながら本気で極めている姿に感化されました。ただ美術館が好きなだけだった私が、本気で美術史と向き合って今の仕事にたどり着くことができたのは、芸術文化学部で出会った友達やその作品、全力で背中を押してくださった先生方や職員の方のおかげです。就職のことや将来のことを考えると、大学で美術・芸術を専攻することに抵抗がある人が多いかもしれません。しかしそんな障壁を乗り越えるくらいの熱意ある学生が、芸術文化学部には集っています。長い一生のうちの4年間くらいは本気で「好き」に取り組む時間があってもいいのではないでしょうか。直接美術に関係のある仕事に就かなかったとしても、なにかに全力で打ち込んだという経験や一緒にがんばった仲間の存在は、かけがえのない糧になると思います。

他の卒業生の活躍はこちら

[令和4年度からの芸術文化学部の6領域]※
美術領域
工芸領域
デザイン領域
建築領域
キュレーション領域
複合領域
※令和4年度からは、従来のコース所属制度を廃止したオープンコース方式を実施しています。
学生は自分の適性や志望の変化に応じて、すべての領域の授業を履修することができます(受講環境により、一部の科目で履修制限を設ける場合があります)。

[大学院]
大学院人文社会芸術総合研究科

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