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卒業生・在学生の活躍報告募集! NEWSを送る

2022.08.05

【卒業生の活躍】勝然 美紀さん(建築デザインコース※12期生)

個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。

[卒業生]
勝然 美紀さん
[専門領域]
建築デザインコース12期生※(令和2年度卒業)
※令和4年度より「美術領域」「工芸領域」「デザイン領域」「建築領域」「キュレーション領域」「複合領域」の6領域となりました。
[勤務先]
きらくなたてものや
[部署]
設計監理
[職種]
建築設計

事務所は木組みと土壁で作られており、心地良い内部空間の中で仕事をしています。

「現在の仕事について」
一言でいえば「土の気配と木の香りに包まれた家づくり」。
筋交いや金物に頼らない伝統構法による住宅設計です。土壁に無垢材、人にも環境にも優しい住み処づくりに、古民家も含めた改修設計・リフォーム全般や現場での手作業(竹子舞、柿渋塗装、蜜蠟ワックス掛け・掃除)、その他雑作業(家具・設備の搬入)、フリースクールの子どもたちとの野外作業など、設計以外の業務も幅広く行っています。現時点で、新築・改修の図面・見積・木製建具表作成、施主もかかわる共同作業の手伝い(木材全般への柿渋塗りや竹子舞づくりをみなでしています)、年に一回の竹伐り作業・竹割作業、古民家の実測・図面作成、引き渡し前の清掃など、デスクワークに留まらない身体も動かしながらの仕事に携わっています。

現場に出向くことも多く、新築引き渡し前に気持ちを込めて清掃をしています。

「芸術文化学部の学習や課外活動が今どう活きているか」
PC作業、特にCAD学修の成果は設計業務でやはり活きています。
木工機械技術学習の知識や仕組みの理解が、木材の加工などで役立つことも。
また実際に椅子やシェルターをつくる実技の体験や、卒業課題にて木組みの小屋を製作した五感的な建築の学びは、CAD学習だけでは学びきれない手書き力、空間イメージを実寸で考える力がつき、実際の設計業務でも現場の職人とのやり取りや細かい納まりについて意思疎通が図りやすいことを実感しています。

新築物件の模型制作を初めて担当しました。大学で取り組んだ課題が役に立っています。

「受験生・在学生へのメッセージ」
むしろ興味の幅、学びの場を大学内に留めず過ごしてほしいです。最初は勇気がいることでも、足を運ぶ、実際に触れにいく、深い経験をしていくと、それが結果として、基礎的に学んできた大学内での学修の大事さや、どこで活かせばいいのか、自分が今何を学んでいるのか、明確に少しずつ見えてくることがあります。学外で出会う同世代だけでなく、いろんな生き方をしている女性たち、男性たちにもぜひたくさん出会ってください。同じ環境にいるだけでは知らなかった自分に出会うこと、一つの分野にも留めないでいろんな自分に気づいてください。そのための時間とチャンスを使えるのが、大学生活だと思っています。みなさんの喜び溢れる発見の日々を応援しています。

仕事では改修設計も行っており、初めて関わった改修設計(キッチン)の完成風景です。

他の卒業生の活躍はこちら

[令和4年度からの芸術文化学部の6領域]※
美術領域
工芸領域
デザイン領域
建築領域
キュレーション領域
複合領域
※令和4年度からは、従来のコース所属制度を廃止したオープンコース方式を実施しています。
学生は自分の適性や志望の変化に応じて、すべての領域の授業を履修することができます(受講環境により、一部の科目で履修制限を設ける場合があります)。

[大学院]
大学院人文社会芸術総合研究科

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