2022.08.05
【卒業生の活躍】森田 哲平さん(建築デザインコース※9期生、大学院芸術文化学研究科※8期生)
個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。
[卒業生]
森田 哲平さん
[所属コース]
建築デザインコース9期生※、 芸術文化学研究科8期生(令和元年度修了)
※令和4年度より「美術領域」「工芸領域」「デザイン領域」「建築領域」「キュレーション領域」「複合領域」の6領域となりました。
[就職先]
aat+ヨコミゾマコト設計事務所
[職種]
設計スタッフ
「現在の仕事について」
aat+ヨコミゾマコト建築設計事務所は、個人住宅から集合住宅、公共施設や店舗、改修など、幅広い建築プロジェクトを全国で実現してきた事務所です。そこで日々先輩方に御指導いただきながら業務を行なっています。昨年末に福島県郡山合同庁舎設計業務の公募型プロポーザルにて最優秀者に選ばれました。私もチームの一員として基本設計を行っています。他にも個人住宅、集合住宅、大学美術館収蔵庫のプロジェクトが進行中です。
「芸術文化学部の学習や課外活動が今どう活きているか」
芸文では建築を学び、建築意匠研究室に所属していました。最も思い出深いのは1年生で取り組んだ、小さな建築をチームで設計・施工する課題です。どんな建築をつくりたいか、そしてそれをどうつくるか。入学したてで何も分からないなりに、チームの皆で一生懸命考えたことは良い思い出です。設計課題で先生方からじっくりと御指導いただけることは、学生の数が少ない芸文の魅力の1つだと思います。課題の時間以外にもコーヒーなどなど飲みながら先生とざっくばらんに話す時間も貴重でありがたいものでした。そして何より、自然豊かな環境での学生生活は一生ものの感性を育んでくれたと思っています。
「受験生・在学生へのメッセージ」
自分の内にあるものにじっくりと向き合い表現することも大切ですが、時には海や川や山(富山が誇る豊かな自然)、まち、地域の方々など、自分の外にある世界に目を向け、触れ合ってください。それらは制作や研究の糧になるに違いありません。キャンパスにいても校舎の上階に行けば刻々と変化する立山連峰を臨むことができます。
富山、高岡、芸文は本当に素晴らしい学びの場です。そんな恵まれた環境で、好きなことをとにかく夢中で楽しんでください。
[令和4年度からの芸術文化学部の6領域]※
美術領域
工芸領域
デザイン領域
建築領域
キュレーション領域
複合領域
※令和4年度からは、従来のコース所属制度を廃止したオープンコース方式を実施しています。
学生は自分の適性や志望の変化に応じて、すべての領域の授業を履修することができます(受講環境により、一部の科目で履修制限を設ける場合があります)。
[大学院]
大学院人文社会芸術総合研究科