2022.08.05
【卒業生の活躍】平澤 紗英さん（デザイン工芸コース※8期生）
個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。
［卒業生］
平澤 紗英さん
［専門領域］
デザイン工芸コース8期生※（平成28年度卒業）
※令和4年度より「美術領域」「工芸領域」「デザイン領域」「建築領域」「キュレーション領域」「複合領域」の６領域となりました。
［勤務先］
株式会社ウイン・ディー
［部署］
第一加工課
［職種］
総合技術職
「現在の仕事について」
モックアップや機械部品の製作を通して企業の製品開発のお手伝いをする仕事をしています。毎日の業務としては、チームでCAMソフトやマシンを駆使して樹脂や金属の機械加工を行っています。毎回違う形状のものを作る事は難しいところもありますが、製品が組み上がった時には達成感があります。今の目標は特殊な治具を用いた加工など、ワンランク上の加工が出来るようになる事です。学生時代の経験が活かせるような挑戦もしてみたいです。
「芸術文化学部の学習や課外活動が今どう活きているか」
学生時代は、主に朝から晩まで専攻していた漆工芸の研究と作品制作に明け暮れていました。漆工芸の他にも芸術文化学部には金工や木工、デザインなどに広い分野に触れられる環境があったので、それがさまざまな製品のモックアップ開発を請け負い、機械加工から磨きなどの手仕事まで幅広く扱うウイン・ディーでの仕事を選択することに繋がったように思います。
「受験生・在学生へのメッセージ」
芸術文化学部はコース同士の垣根が低く、私のように漆工芸を専攻しながらCAD、CAMに関する勉強をする事も可能です。学生時代は広い分野にアンテナを張り、自分が好きだと思うことや興味がある事にどんどんチャレンジしていく事と、自分自身と向き合い、将来何をしたいのか考える時間を積極的に持てたら良いと思います。
［令和4年度からの芸術文化学部の6領域］※
美術領域
工芸領域
デザイン領域
建築領域
キュレーション領域
複合領域
※令和４年度からは、従来のコース所属制度を廃止したオープンコース方式を実施しています。
学生は自分の適性や志望の変化に応じて、すべての領域の授業を履修することができます（受講環境により、一部の科目で履修制限を設ける場合があります）。
［大学院］
大学院人文社会芸術総合研究科