2025.04.15
【卒業生の活躍】長津 晴菜さん
個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。
[卒業生]
長津 晴菜さん
[勤務先]
NPO法人越後妻有里山協働機構
[職種]
作品の周遊企画造成・制作補助
「現在の仕事について」
「大地の芸術祭」の企画や運営を行うNPO法人に所属しています。「大地の芸術祭」は、作品が多いシーズンで300点以上が地域内に点在する大規模な芸術祭で、私は作品周遊のためのプランをコーディネートしたり、新しい作品が制作される際には作家さんの制作環境を整えたりする業務を担当しています。地域との接点も多く、学部卒業後にUターン就職した私ですが、地域の暮らしや文化に関して新たな学びが多い職場だと感じています。
「受験期の思い出」
私は小論文入試で入学しましたが、私の通っていた高校は芸術分野に進学する事例が少なく、傾向をつかむのにかなり苦労しました。選択肢の幅を広げられるようデッサンにも2年ほど取り組んでいて、片道1時間半の画塾に通った日々が懐かしいです。受験勉強よりデッサンの方が面白かったです。
最終的には勉強のできる友人に感化されて勉強したおかげで共通テストの点数が伸び、迷走していた小論文をカバーできました。友人に感謝!
「芸術文化学部での学習や、課外活動成果が今どう活きているか」
高岡で暮らす方々と協働した「地域/私のヴァナキュラーをめぐる旅」という学内のプロジェクトを今でもよく思い出します。地域を歩き見聞した内容が作品として昇華されていくことや、暮らしに寄り添うこと、その中で浮かび上がってくる地域の課題(多くは次世代を担う若手の不足)に向き合うことといった経験は、私の仕事にも相通ずる内容です。当時コロナや経験不足により上手くできなかったことも含めて、今に活かされています。
「受験生・在学生へのメッセージ」
地域と密接に関わる機会があったり、独創的な発想に刺激をもらったりしながら高岡で過ごしたことは、私にとって一生ものの時間でした。趣味が仕事に繋がることがあるように、学内外問わず興味のあることに貪欲にトライ&エラーを重ねて、自分だけのスタイルを見つけていってください。また、私は在学時からの知人たちと今も交流が続いていることも財産だと感じています。高岡での縁がみなさんの糧になりますよう応援しています!
「卒業生の関連リンク」
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「大学院」
大学院人文社会芸術総合研究科