2024.08.22
【イベント】芸術文化の探求シンポジウム
[概要]
「市場街2024」において、芸術文化の探求シンポジウムを開催いたします。
「市場街」は毎年秋頃に、富山県高岡市の中心市街地で開催されるクラフトとアートの総合イベントであり、今年度の開催(2024年9月21〜23日)で13年目を迎えます。高岡市が推進する「アート&クラフトシティ高岡」の代表となる活動であり、実行委員会への参画や「プロジェクト授業」など、富山大学芸術文化学部としても大きく関わっています。シンポジウムでは「カルチュラル・エンジニアリングの観点からの地域づくり」をテーマに、2012年から続く「市場街」が地域の芸術文化にどのような影響を与えているのかをゲスト講師の方々との対談から探ります。
テーマ:カルチュラル・エンジニアリングの観点からの地域づくり
~市場街(いちばまち)は、果たして文化を創り出せているのか?~
プログラム:
18:00-18:30 基調講演❶「カルチュラル・エンジニアリングとは?」(長澤忠徳)
18:30-19:00 基調講演❷「神山の現在と徳島の文化」(大南信也)
19:00-19:15 「市場街の現在」(有田行男)
19:15-19:45 対談「カルチュラル・エンジニアリングの観点からの地域づくり」
[講師]
ゲスト講師
長澤 忠徳(ながさわ・ただのり)
1953年富山県生まれ。1978年武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業。1981年Royal College of Art, London修士課程修了。1984年富山県イメージディレクター(1984-2002年)。2015年武蔵野美術大学学長就任。2023年11月学校法人武蔵野美術大学理事長就任。武蔵野美術大学名誉教授。
ゲスト講師
大南 信也(おおみなみ・しんや)
1953年徳島県神山町生まれ。スタンフォード大学院修了。
過疎地域が生き残るための解決策を見い出そうと、1990年代初頭よりアートや環境を柱に地域と世界をつなぎ、グローバルな視点での地域活性化や、若者や起業者の移住、ITベンチャー企業のサテライトオフィス誘致による雇用創出を推進。発起人として神山まるごと高専設立に参画。青山ビジネススクール客員教授、東京大学まちづくり大学院特別講師。
コーディネーター
有田 行男(ありた・ゆきお)
1970年兵庫県生まれ。神戸芸術工科大学大学院を卒業後、京セラ株式会社、日本電気株式会社でデザインマネジメントや商品企画部長を歴任。京セラ在職時には日本のスマートフォン市場を最初に切り開いた商品や、世界初のカメラ付きケータイの企画・デザインを担当。2014年より現職。教育の現場においても複数のGOOD DESIGN AWARDを獲得。
[担当教員]
有田 行男(芸術文化学系 准教授)
[日時]
2024年9月22日(日)18:00-19:45(受付17:30、開場17:45)
[場所]
御車山会館(富山県高岡市守山町47-1)1F展示ホール
[定員]
50名(事前申込先着30名+当日先着20名立席、聴講無料)
事前申込フォーム:https://forms.gle/xKHZLqAp7xwsC3Yv6
(締切:8月31日、受付結果は9月上旬にご連絡いたします)
[共催]
高岡クラフト市場街実行委員会・富山大学芸術文化学部
[市場街について]
「市場街(高岡クラフト市場街)」は2012年に高岡市と富山大学芸術文化学部の連携によってスタートした産学官連携活動です。2024年の開催で13年目となりますが、富山大学芸術文化学部においては、2016年から学生らの関わりを「プロジェクト授業」として運営することで、授業単位として認定する仕組みとしています。2023年には第27回ふるさとイベント大賞・大賞(内閣総理大臣賞)を受賞、2022年度のグッドデザイン賞にも選ばれています。