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卒業生・在学生の活躍報告募集! NEWSを送る

2024.06.04

【卒業生の活躍】山口 歩那さん(デザイン情報コース)

個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。

病気の影響で数年前から車椅子を使っています。

[卒業生]
山口 歩那さん
[専門領域]
デザイン情報コース※(平成24年度卒業)
情報科学芸術大学院大学[IAMAS](平成26年度修了)
※令和4年度より「美術領域」「工芸領域」「デザイン領域」「建築領域」「キュレーション領域」「複合領域」の6領域となりました。
[勤務先]
KAKKO E 合同会社
[職種]
デザインリサーチャー/プランナー

リサーチした内容を整理して課題や解決方法を探っていきます。

「現在の仕事について」
芸文を卒業後に進学した大学院の同期と会社を設立し、デザインの仕事をしています。弊社ではお客様の困りごとの根っこは何なのかを探し出し、どのような手段があるかを考え、解決していくことをデザインとしてます。そのためグラフィックや動画、WEB、ワークショップなど解決方法の数だけ様々なモノ/コトを作っています。
数年前に病気を患ってからはリサーチ業務やワークショップ設計、SNS運用などを主に担当しています。

レーザー加工機など使いながらプロトタイプを制作中。

「芸術文化学部の学習や、課外活動が今どう活きているか」
専攻分野に限らず様々な講義を受けられたことが今の仕事に繋がっています。入学当初はグラフィックデザイナーを目指していたのですが、途中でフィジカルコンピューティングに目覚め、その方向で院進し起業に至りました。芸文の領域の柔軟さがなければこの舵きりは出来なかったと思います。また、プログラミングや人間工学、教育学など幅広く学べたおかげで、自分の引き出しを増やすことができ、仕事での多角的なアプローチに活かされています。

芸文の授業がきっかけで興味を持ったはんだづけを仕事に活かしている様子。

「受験生・在学生へのメッセージ」
美術大学の出身者と話をしていると、芸文の横断的で実践的な学びは特殊で貴重なものだったんだなとよく思います。特に地域と連携して行う実習やコースを交えた演習はなかなかできない経験です。またクリエイティブを学ぶうえで、芸術に限らず幅広い分野の学問に手が届く環境というのもなかなかありません。国立総合大学にある芸文というアドバンテージをぜひ存分に活かしてください。きっと大きな糧になりますよ!

小学校低学年向けの平和学習用教材。グッドデザイン賞2023 受賞。
近づくと変化するプロジェクションマッピング。システムの構築を担当しました。

「卒業生の関連リンク」
KAKKO E合同会社
マンガマッピング
山ノ商店

他の卒業生の活躍はこちら

[令和4年度からの芸術文化学部の6領域]※
美術領域
工芸領域
デザイン領域
建築領域
キュレーション領域
複合領域
※令和4年度からは、従来のコース所属制度を廃止したオープンコース方式を実施しています。
学生は自分の適性や志望の変化に応じて、すべての領域の授業を履修することができます(受講環境により、一部の科目で履修制限を設ける場合があります)。


[大学院]
大学院人文社会芸術総合研究科

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