教員紹介

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上原 雄史 UEHARA, Yushi

学術研究部 芸術文化学系 教授

建築意匠
建築設計
アーバニズム

  • 建築領域

プロフィール

学歴
東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程修了(1990)工学修士
デルフト工科大学建築学部建築デザイン専攻レム・コールハース卒業設計アトリエ
デルフト工科大学建築学部建築史専攻アレキサンダー・ツォニスDKSグループ
略歴
高松伸建築設計事務所、妹島和世建築設計事務所、伊東豊雄建築設計事務所、レム・コールハースOMA、WEST8、de Archityecten CIE、Architecture Studio Daniel Libeskind、Zerodegree Architecture (Amsterdam)主宰
[教職]
デルフト工科大学、アムステルダム建築アカデミー、ベルラーへインシティチュート、ベザレル美術アカデミー、リヒテンシュタイン大学、オランダ建築会館、ETHチューリッヒ
学会等
日本建築学会、JIA

研究活動

研究テーマ
「建築=テクトニック」

人が住む風景をテクトニックに例えるなら、建築は山岳の頂に例えられるだろう。地球の表面を形成するプレートテクトニックが風景や山岳を形成するように、社会、工学、経済そして美学、そう言った巨大な力の拮抗が建築を形成する。建築は頂そのものではなく、頂と峡谷にかかる屋根や床、柱が作り出す陰影のあや、明暗にある美をかたちづくる架構である。
The theme of Uehara Laboratory: architecture as tectonics Focus on the tectonics of how mountains are formed. Architecture is the crest, with landscapes and city around it, on the plates of, so to say, the economy, the human society, the engineering, and aesthetics. Architecture is not the crest itself, but the beauty of the twill shades and lights that the roof, the floor or the columns over the crest that forms.
上原研究室の目的
1.デザイン力を駆使して未来の地域のリーダーとなる、あるいは地域のリーダーを補佐できる人材を育てる。
2. デザイン力により考え方の枠組みを変えることで、地域が直面する苦境を乗り越えることに貢献できる人材を育成する。
3. デザイン力で世界に貢献するため、デザインのもつ力の源泉や、デザイン力の使い方、デザインと人とのつながりを研究する。
The target of Uehara Laboratory:
1. To educate next generation architects who could shape tomorrow of the region, or a person who assists the leader with skills to create spaces and places.
2. To equip architects with knowledge and skills that allow reframing issues of the region by altering space-place construction, in doing so, to contribute to go across borders.
3. To research capacities of design, the source and the effects of its power, and impacts of this new mode of architecture can bring.
上原研究室の問い
これまで地域で着実に行われてきた弛まない努力にもかかわらず、地域における人と空間そして場所の関係は完璧ではない。建築は、人が出会い語り合う場所を提供できる。建築のこの力を用いてより良い地域を形成することに参画できないだろうか。そしてそのために新しい建築のあり方を生み出すことはできないだろうか。
The Quest of Uehara Laboratory: The man-space, man-place framework of our region is not perfect, even with the summation of historical accumulation of insightful transformations. Can architects be a force to create better region of tomorrow? Architecture can create space and place for men to encounter and to know about each other. Should architects research a new mode of architectural presence for it?
現在の研究課題・概要
「2025年の地方都市Xとスーパークリエーション」
”On a Japanese provincial city in 2025 and the urbanism of Super-Creation”

「常に生活の実際から発達する美。」
“On aesthetics that our constant practice of daily life charges.”

「風景を包括する建築が持つ環境に対する強さに関する研究」
“On the power of comprehensive architecture on landscape, in timeline, towards Casus Fortuitus of urbanization”
作品
ドイツ連邦国会議員オフィス複合施設ヤーコブカイザーハウス(ベルリン)
シェークンオフィス(フローニンゲン)
テクムの小学校複合施設(レーウワルデン)
ACM地区の自転車専用跳ね橋(フローニンゲン)
二連奏の家(エンスカデー)
スイスライフ本社屋(アムステルフェーン)
カレイドスコープ・万華鏡 個人住宅(アルメラ)/等
[以下計画案]
アルメラ市近郊の自発的有機農業村落の計画(オースターウォルデ、オランダ)
オーステンブルグの工場転用計画(アムステルダム)/等
都市農業機械(広州、中国)
モスクワエキスポ再開発計画(モスクワ、ロシア)
フローシュビール醸造女場改修スタディ(エンスカデー、オランダ)
ディーマー公園のキリン展望台(アムステルダム、オランダ)
アムステルダム副都心の中心広場及び地下駐輪場計画(アムステルダム、オランダ)/等
[主な担当作品]
V&Aボイラーハウス拡張プロジェクト(アーキテクチャースタジオ ダニエルリベスキンド、ベルリン)
エヂュカトリウム(Office for Metropolitan Architecture、ユトレヒト)
コングレクスポ(OMA、リール)
ワータランドの小学校複合施設(KCAP、デン・ハーグ)
ボルネオ・スポーレンブルグ計画(WEST8、アムステルダム)/等
[ローカルアーキテクト]
クンストリニ・アルメラ市立劇場(SANAA、アルメラ)
ブルームーンプロジェクト(伊東豊雄建築設計事務所、フローニンゲン)
[以下ワークショップ]
アーバニスムオヴリコンストラクション東日本震災復興ワークショップ(ベルラーヘインスティチュート、ロッテルダム)/等
[空間造形スタディ]
テーパードパターン原理を用いた一連の男性スーツ
Suits Kuro, Suits Ai, Coat Ai, Mut-tsu、オレンジボンバー/等
[国際ビエンナーレ]
広州トリエニアル(広州、中国)、D-Lab(広州、中国)、ベネチア建築ビエンナーレ(ベネチア、イタリア)、イスタンブールビエンナーレ(イスタンブール、トルコ)
[国際学術会議]
未知の都市・城中村研究(International Forum of Urbanism、北京)、Architecture & Theory Symposium (フランクフルト建築博物館)
論文
アクト城中村・新都市抹消の法学 | 上原雄史+松下希和 訳(10+1 No.50)
無印な風景──90年代、OMA/レム・コールハースのアーバニズム (10+1 No.19)
善悪の彼岸—OMAレムコールハースのディティール(10+1 No.16)/等
[学術論文]
3次元の建築タイポロジー試論 (デルフト工科大学DKSグループ博士論文),
Unknown Urbanity in China ‒ Village within City(International Forum of Urbanism, Beijing),
Urbanism of Victims (Volume No.2), SANAA's critical Functionalism (Junius, Berlin) /等
学術賞等
VELUX TROPHY テクムの小学校複合施設(レーウワルデン)
一等四席 新建築住宅設計競技審査員ベルナールチュミ
[以下グループ]
審査員特別賞 フランス大図書館国際設計競技(OMA)
一等 アガディールローヤルパレス(OMA、モロッコ)
一等 アントワープ河岸の都市(OMA、伊東豊雄建築設計事務所共同)/等

教育活動

学部担当科目
導入Ⅱ-E、建築論、人と空間、建築インテリア構法、空間デザインA(シェルター)、空間デザインC(戸建住宅)、空間デザインD(集合住宅)、空間デザインE(非木造の特殊建築物)、空間デザインG(複合建築)、卒業研究・制作
大学院担当科目
科学技術と持続可能社会、建築設計特論、建築設計特論演習B、建築設計実務実習Ⅰ、建築設計実務実習Ⅱ、建築設計実務実習Ⅲ、建築設計特論演習C、芸術文化学研究Ⅰ、芸術文化学研究Ⅱ、課題研究Ⅰ、課題研究Ⅱ
卒業/修了研究・制作

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