2017.12.08
【ニュース】芸術文化キュレーションコースで取得を推奨する国家資格「国内旅行業務取扱管理者試験」に22名が合格しました
芸術文化キュレーションコースで取得を推奨する国家資格「国内旅行業務取扱管理者試験」に22名が合格しました
芸術文化キュレーションコースの学生に取得を推奨している国家資格「国内旅行業務取扱管理者」の試験が9月3日におこなわれ、10月25日に合格発表がありました。旅行業を営む事業者は「旅行業法」にもとづき各営業所に「旅行業務取扱管理者」を1名以上おいて管理・監督業務を行わなければなりません。また、2020年の東京オリンピックを控え、海外からの観光客受け入れ(インバウンド)を大きく増やすことが国の目標にもなっており、この資格の重要性は高まっています。
資格取得を支援するため、今年度前期には「国内旅行業務論1~4」を開講し、旅行業務に関わる法律や約款、実務、観光地理について熱心に学びました。受験者の合格率の全国平均は38.6%でしたが、本学部からの受験者の合格率は約84.6%となりました。
授業科目名「特別講義(国内旅行業務論1〜4)」
2015年は、大阪万博以来45年ぶりに、訪日外国人旅行者数が出国日本人数を上回った年となりました。旅行業界も単に「ハワイへ日本人観光客を送客する」ではなく、地域の価値を創造し、人々の交流を促進する「着地型」の重要性が注目されています。
しかし、地域において期待が高まる「旅行」を事業としておこなうには、目的が地域の活性化、町おこしであっても、法による登録制度などが定められており、その規制・契約・料金体系などについての理解と知識が必須となります。
あわせて、ひとつの業態を深く知ることにより、学生の多くが卒業後にかかわっていく公的機関・企業活動全般についての認識を深め、「観光について働くこと」のイメージを具体化できることも期待します。当該科目においては、旅行業そのものを規定する旅行業法を学び、必置資格である国内旅行業務取扱管理者資格の取得を想定します。
[受講生]
1〜4年生対象
[選択必修科目となるコース]
なし
[担当]
星野 正文(非常勤講師)