2018.03.09
【展覧会】くらくら展リポート
くらくら展
御旅屋通りにあるgeibun gallery(芸文ギャラリー9では、様々な展示が行われております。
現在は十人の芸術文化学部の学生が、共通テーマの「暮らし×クラフト」に沿って、一人一人が考え制作したクラフト品を展示・販売する「くらくら展」が開催中です。
「箱なコーヒースプーン」村上 晶太 (デザイン工芸コース3年)
素材は桜の木が使用され、ほぞ継ぎの技法が用いられるクラフト品。コーヒーを淹れる際にも、木を感じる時間を提供してくれます。
「クラゲハンカチ」湯澤 花菜 (デザイン工芸コース3年)
普段はポケットに入れてしまうハンカチですが、ハンカチをクラゲに見立てることで、鞄などにつけてワンポイントとして楽しむことができます。ひらひら揺れるカラフルなクラゲが魅力的です。
「木のスプーン」宗重 隆之 (デザイン工芸コース3年)
金属のスプーンからは感じられない、木が持つ温かみと柔らかさを感じることができます。食卓に並ぶだけでも、食事が楽しくなりそうです。
「四方蟻継ぎペンケース」高橋 匠 (デザイン工芸コース3年)
ペンケースの開け口部分に四方蟻継ぎの技法が用いられています。一見どうやって開けるのだろうと不思議で、手にとってみたくなるペンケースです。
「渦」若松 建吾 (デザイン工芸コース3年)
紐を渦状に巻き、漆で固められたピアス。一つ一つ円でも形が違っており、自分のお気に入りを見つけたいと思わせてくれるクラフト品です。耳元から生活に彩りを与えてくれます。
「錫の酒器」熱田 李音 (デザイン工芸コース4年)
錫は、お酒を美味しくしてくれると言われています。手にとると錫のずっしりとした重みを感じることができます。ぜひ大切な人にプレゼントしたい一品です。
「富山湾深海鏡」渡辺 貫太 (デザイン工芸コース3年)
富山湾に住む深海生物が描かれた青銅鏡。なんの生物なのか考えながら、楽しく身だしなみを整えることができそうです。
「ペーパーナイフ へんないきモン」大音 萌子 (デザイン工芸コース3年)
手紙を開封する際に使用するペーパーカッター。ゆるっとした「へんないきモン」たちが生活に癒しを与えてくれます。
「一輪挿し ひだぐるみ」渡辺 秀晴 (大学院芸術文化学研究科1年)
花を包み込むような一輪挿し。布を縫い合わせることで生まれる襞(ひだ)をモチーフにしています。部屋に飾りたいと思わせてくれるクラフト品です。
「羽しおり」加藤 真祐子 (デザイン工芸コース3年)
和紙に漆を染み込ませて制作されているしおり。毎回本を開く瞬間に特別感を感じることができます。
くらくら展には、作者の思いの詰まったクラフト品が揃っています。
「渦」の作者の若松 健吾さん(写真)は、
「展示されているものは全て一点もので、作者の心が詰まったものとなっています。見るだけではなく、実際に手にとってみて分かることがあると思うので、是非芸文ギャラリーに来て、思いの詰まったクラフト品を手にとってみてください。」
自分のお気に入りのクラフトを探しに行ってみてはいかがでしょうか?
くらくら展は3月11日まで芸文ギャラリーで開催されています。ぜひ足を運んでみてください。
くらくら展
〜くらしとクラフト〜
富山大学芸術文化学部授業
「クラフト品制作」授業成果展
[日時]
2018年3月1日(木)~3月11日(日)11:00~19:00
※水曜定休
[場所]
geibun gallery(芸文ギャラリー)
〒933-0029 富山県高岡市御旅屋町90番地1 KMビル1F
TEL・FAX:0766-25-6078
MAIL:info(a)geibungallery.jp
※(a)は@に置き換えてください
URL: www.geibungallery.jp
twitter: @geibungallery
[取材・写真・文]
寺西 茉琴(芸術文化学部 デザイン情報コース3年)