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2018.03.16

【ニュース】三船 温尚(芸術文化学部 教授)指導のもと武蔵野美術大学 学生が鋳造体験をしました。

芸術文化学部の鋳造室において、鋳造技法の一つ「生型鋳造」の解説を受ける武蔵野美術大学生。写真中央/三船 温尚(芸術文化学部 教授)

三船 温尚(芸術文化学部 教授)指導のもと武蔵野美術大学 学生が鋳造体験をしました。

3月13日、武蔵野美術大学学生7名が、芸術文化学部において高岡銅器の鋳造技法の一つ「生型鋳造」を体験しました。
これは富山大学が進める「自律的地域活性化に寄与するまちなか居住推進の取組」のうち、都内の芸術系大学との連携プログラムを実施して、休業期間中のワークショップや短期学修制度等について考える「TTCproject(Tokyo Toyama Collaboration project)」の一環として行われたものです。
将来的に県内への移住を促す狙いもあるこの取り組みでは、芸術文化学部の名物授業であり、高岡市の伝統産業である鋳造を通じて、地域の魅力を伝えることを目的としています。
今回、学生達が取り組んだ製法は、アルミの枠型の中に湿った生型砂を詰め、スタンプで突き固めて生型をつくり、鋳型面をへらで削って溶けた金属を流し込む、原型を用いない鋳造技法です。鋳型は、金属を流し込んですぐに製品を取り出し、生型砂は箱の中に戻して、繰り返し鋳型に使うことが出来ます。学生達は時間の許す限り思い思いの作品を制作しました。

同事業では、学部での鋳造体験、漆工特別授業の受講の他、市内企業や伝統的町並みの視察が行われました。

参加者達それぞれがアルミの枠型の中に湿った生型砂を詰めて、スタンプで突き固めて生型をつくります。
鋳型へ溶けた金属を流し込みます。約1,000℃に熔けた青銅を扱う緊張の瞬間です。
鋳型を開いて、思い通りに金属が流れているか確認します。青銅が流れないこともありますが、思いがけない作品ができることもあります。
納得できる作品を磨いて完成させます。
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