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2019.03.20

【学生の日々】「卒業・修了研究制作展 GEIBUN10」のゲスト賞が選ばれました

「卒業・修了研究制作展 GEIBUN10」のゲスト賞が選ばれました
2019年2月9日(土)から2月24日(日)まで高岡市美術館で開催された「卒業・修了研究制作展 GEIBUN10」では、各界の著名なゲスト5名をお迎えし、バラエティに富んだゲストトークと、講評会が開催されました。
講評会では、講評を希望した学生が、ゲスト講師へ卒業制作のプレゼンテーションを行い、16名の学生が各ゲスト賞に選ばれました。
ゲストトークと講評会について、卒業制作展のキュレーションを担当した学生によるコメントをご紹介します。(GEIBUN10 Facebookより)

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GEIBUN10 ゲストトーク 本信 光理氏
ゲスト:本信 光理 氏 (月刊MdN編集長)
テーマ:「過去の自分と未来で出会うことー雑誌編集という仕事」
日時:平成31年2月9日(土)13時30分〜
会場:高岡市美術館 ビトークホール

「GEIBUN10」の初日は、月刊Mdnの編集長である本信 光理様をゲストにお迎えし、ゲストトークが行われました。
本信様には「過去の自分と未来で出会うことー雑誌編集という仕事」というテーマの下、 過去に手掛けた特集や雑誌編集を行う上でのポリシー等について講演していただきました。自分の好きなことを突き詰めた結果、それが自分の礎となり、紙面の表現にも繋がったというお話が特に興味深かったです。また、ゲストトーク後には10名の学生が卒業展示のプレゼンテーションを行い、本信様にご講評いただきました。雑誌の編集長という視点での核心を突いたお言葉に、学生も学ぶことが多く、非常に実のある時間となりました。
グラフィックデザインからプロダクト製品、工芸品と様々な展示が並ぶ中、映えある本信 光理賞に選ばれたのは以下2名の学生です。おめでとうざいます!

[GEIBUN10  本信 光理 賞]
柏木  碧(デザイン情報コース ):「「透明感」のデザイン表現」
高森 美帆(デザイン情報コース ):「わが家のひと味」

本信 光理様、お忙しい中この度は誠にありがとうございました。

GEIBUN10 ゲストトーク 篠原 資明 氏
ゲスト:篠原 資明 氏 (哲学者、詩人、美術評論家)
テーマ:「交通線上のアート」
日時:平成31年2月16日(土)13時30分〜
会場:高岡市美術館 ビトークホール

16日に、哲学者の篠原 資明様をお迎えしたゲストトークが行われました。篠原様には「交通線上のアート」をテーマに、異なるもの同士の間に必ずある交通について講義して頂きました。世の中で自然にある状況が篠原様の交通論に当てはまる事を様々な事例を用いて教えて頂きました。景色を観るにしろ、美術作品を見るにしろ、そこには自身との異質性から生まれる交通があるため、対象に対して想い馳せられるのだと感じました。
物事を鑑賞するにあたっての意識を変えられる良い機会になりました。また、ゲストトーク後に講評希望した学生が卒業展示のプレゼンテーションを行い、篠原様に講評していただきました。映えあるゲスト賞に選ばれたのは以下4名の学生です。おめでとうざいます!

[GEIBUN10  篠原 資明 賞 ]
池田 愛花里(造形芸術コース)      :「うまれてきてごめんなさい」
米沢  空(芸術文化キュレーションコース):「知覚される「間」について」
広田 晴南(芸術文化キュレーションコース):「写真を通じた身体表現 ー現代芸術における裸体の考察ー」
佐藤 弘隆(大学院芸術文化学研究科)   :「Buddhist Altar」

篠原 資明様、お忙しい中この度は誠にありがとうございました。

GEIBUN10 ゲストトーク 千住 博 氏
ゲスト:千住 博 氏 (日本画家)
テーマ:「美術作品は語る」
日 時:平成31年2月11日(月・祝)13:30~
会 場:高岡市美術館 ビトークホール

先日11日に、日本画家の千住 博様をお迎えしたゲストトークが行われました。
「美術作品は語る」をテーマに、今より一歩踏み出した作品の見方についてお話ししていただきました。様々な作品を例に挙げてくださり、「この絵はこういった見方がある」と分かったときには本当に感動しました。
作者はなぜこの場面を描いたのか、なぜこの向きなのか、なぜこの構図なのか…。
これからは、今までとは違った視点から美術作品を見ていきたいです。
時間があっという間に感じるほど、大変貴重で興味深いお話でした。ゲストトーク後には、17名の学生が、自身の作品を千住様に講評していただきました。
作品の良いところ、伸ばすべきところの両方を、作品を“描く側”ではなく“見る側”として教えていただきました。とても短い時間ではありましたが、確実に次の成長に繋がるお言葉をいただいたので、自身の今後の糧にしていきたいと思います。そして、映えあるゲスト賞に選ばれたのは、以下の3名の学生です。

[GEIBUN10  千住 博 賞]
熱田 季音(デザイン工芸コース):「透明人間は心」 
池田 愛花里(造形芸術コース) :「うまれてきてごめんなさい」
松下 紅葉(造形芸術コース)  :「表裏の想い」

どれも本当に素晴らしい作品です。おめでとうございます!
千住 博様、この度はお忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。

GEIBUN10 ゲストトーク 大森 謙一郎 氏
ゲスト:大森 謙一郎 氏(プロダクト・デザイナー)
テーマ:「私の発想の種の拾い方」
日時:平成31年2月17日(日)13時30分〜
会場:高岡市美術館 ビトークホール

17日に、プロダクトデザイナーの大森謙一郎様をお迎えしたゲストトークが行われました。
「私の発想の種の拾い方」をテーマに、ご自身の経験や体験を踏まえたお話やそこから生まれたご自身の作品の説明をして下さいました。何気無く思ったことや不思議に感じたことなど様々な視点で発想を拾っていらっしゃるのだなと感じました。また、様々な素材の製品をご自身で試作なさっていることも作品に対する愛情を感じられました。デザインのヒントを得る勉強にもなり、面白いお話ばかりであっという間の時間でした。
ゲストトーク後に、15名の学生の作品を大森様に講評していただきました。
作品の表現の仕方や作品の細かい部分のご意見やアドバイスもたくさん頂きました。短い時間ではありましたが、とても実になるお話で自身の卒業制作を作る際の参考にしたいと思いました。
そして、映えあるゲスト賞に選ばれたのは以下の3名の学生です。

[GEIBUN10  大森 謙一郎 賞]
高橋 由莉(デザイン工芸コース):「ωon`der」
南塚 映穂(デザイン工芸コース):「Elica ーなわとびを使って美しく健康的な日々ー」
湯澤 花菜(デザイン工芸コース):「乾漆蒔絵飾箱 ーウミウシー」

本当におめでとうございます!
大森 謙一郎様、この度はお忙しい中貴重なお時間を頂き誠にありがとうございました!

GEIBUN10 ゲストトーク 塚本 由晴 氏
ゲスト:塚本 由晴 氏(建築家・東京工業大学教授)
テーマ:「資源的人の建築」
日時:平成31年2月23日(土)13時30分〜
会場:高岡市美術館 ビトークホール

23日に、建築家の塚本 由晴様をお迎えしたゲストトークが行われました。
塚本様には「資源的人の建築」をテーマに、ご自身が建築をデザインするときに考えること、気にしていることについて、今までの作品を例に挙げて、お話ししていただきました。建築には光・熱・風・湿気等の自然のふるまい、生まれ育ってきた場所や人間関係によって身につけてきた人のふるまい、そしてそれぞれの地域が長い年月をかけて培ってきた建築そのもののふるまいがあり、それらを常に考えながらデザインをしているというお話が特に興味深かったです。
また、ゲストトーク後に11名の学生が卒業展示のプレゼンテーションを行い、塚本様に講評していただきました。作品ひとつひとつに時間いっぱい向き合ってくださり、これからの建築がどうあるべきかというお話から、みる人への伝え方・表現の方法まで、幅広くご指導いただきました。
映えあるゲスト賞に選ばれたのは以下5名の学生です。おめでとうざいます。

[GEIBUN10  塚本 由晴 賞]
村井 千乃(建築デザインコース ) :「噺橋 ー記憶と文化の再建ー」
兒島 ゆう子(建築デザインコース ):「つながる ー銭湯を中心とした内川周縁部における分散型ゲストハウスの提案ー」
吉田  葵(建築デザインコース ) :「干し柿のある暮らしがつくる集落と建築のかたちー石川県志賀町倉垣安津見地区における干し柿文化とその持続へ向けてー」
高橋 智章(建築デザインコース ) :「団地延命 ー地域・住民・世代を繋ぐー」
金井 幸穂(デザイン情報コース ) :「Joulu pallo ー光と影で空間を演出するパッケージー」

塚本 由晴様、お忙しい中この度は誠にありがとうございました。

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[取材・写真・文・編集]
卒展キュレーター委員会

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