2021.10.26
【展覧会】「泉屋ビエンナーレ 2021 Re-sonation ひびきあう聲」/山下 真守美さん(高岡短期大学 卒)
泉屋ビエンナーレ 2021 Re-sonation ひびきあう聲
泉屋博古館(京都市)の古代青銅器館に、現代若手の鋳金作家9名の先端作品を展示。高岡短期大学卒業生の作品も出品されています。
人類が最も精緻で複雑な青銅器を多種鋳造したのは約3千年前の古代中国です。泉屋博古館(せんおくはくこかん)は豊富な種類のこれらの古代青銅器を多数収蔵しています。若手作家9名が3千年前の青銅器からインスピレーションを受けて制作した新作の鋳造作品と、そのほかの鋳造作品計42点が青銅器館第4室に展示されています。
第1室から順に青銅器を鑑賞し、第4室では古代と同じ鋳金技術で制作した現代作家の「感性」をご鑑賞いただけます。
時間と空間を越えて、古代と現代の青銅作品を同じ館で見比べることは、初めての試みです。これは形が崩れず長く残る青銅器だからこそ実現できた展覧会です。
3千年を隔てたヒトの造形、表現の共通と変化を鑑賞できる展示となっています。
この展覧会には、富山大学芸術文化学部の前身である高岡短期大学の産業造形専攻科を2002年に卒業した、山下真守美さんの作品が出品されています。山下さんは在学中に高岡キャンパスの鋳造室で鋳金を学び研究された一人です。現在、ご自宅で原型制作、鋳型製作、鋳型焼成、熔解、鋳造、仕上げの全工程を自らの手でおこなっています。会場では出品者それぞれの制作動画が上映され、こんな場所で、こんな方法で鋳造ができることを教えてくれます。
詳しくは、HPをご覧ください。
泉屋博古館
https://sen-oku.or.jp/20210810_biennale/(外部サイト)
[出品者]
山下 真守美さん(高岡短期大学 産業造形専攻科 卒)他
[日時]
2021年9月11日(土)〜 12月12日(日)
月曜日、10月25日 〜 11月5日は休館
開館時間:10:00 〜17:00(最終入館は16:30)
[場所]
泉屋博古館(せんおくはくこかん)青銅器館 第4展示室
京都府京都市左京区鹿ケ谷下宮の前町24
[入館料]
大人800円、高大生600円、中学生以下無料
[主催]
公益財団法人 泉屋博古館、住友グループ各社、京都新聞
[後援]
京都市、京都市教育委員会、京博連、公益財団法人京都市観光協会