キャンパス
ライフ

卒業生・在学生の活躍報告募集! NEWSを送る

2023.01.31

【学生の日々】「GEIBUN14」卒業・修了研究制作紹介 No.7

卒業・修了研究制作展「GEIBUN14」に向けて、研究・制作を進めている学生にインタビューを行いました。それぞれの学生の取り組みをご覧ください。

《GEIBUN14 卒業・修了研究制作紹介No.7》
美術・工芸コース 安宅 陽果

Q1、卒業研究・制作のテーマを教えてください
繋がりの表現〜白色や透明素材によるインスタレーション〜です。

Q2、このテーマを選んだきっかけを教えてください
もともと白や透明の素材を使って感情、空想上のものなど、目に見えない曖昧なものをテーマに作品を制作してきました。そのため、卒業制作は集大成として大きな作品を作りたいと思い、このテーマをもとに制作しようと思いました。

Q3、研究・制作の過程で大変だったことはありますか?
初めて使うジェスモナイトという素材がどういう素材か分からず、素材研究から始めました。素材の強度や特徴を理解するのに苦労しました。
あとは、作品自体が大きいのでどうやって作るのかということと、ジェスモナイトの中の土台となる部分が粘土だけでは量が足りないので、土台の部分をどう作るか考えることに時間がかかったので大変でした。 

Q4、白色や透明色を選んだ理由はなんですか?
透明は、色がないもので存在が曖昧だなと思い選びました。
白色は膨張色のため、輪郭線がはっきりしないという考えから、目に見えないものや曖昧なものの表現ができると思い選びました。また、この二つの色は光の入り方や陰の落ち方で表情を変えるので自分が表現したい題材に適している色だと思ったので選びました。

Q5、大きい作品をつくりたいと思った理由はなんですか?
サークルでは舞台美術を担当していたこともあって、大きい作品を作ることが楽しいと思っていたからです。体全体を使って作ることが自分には合っていると思います。動き回っていろんな角度から見たり、自分が見上げたりしたときの達成感は何ものにも代え難いです。

Q6、卒業制作展を見に来てくれる人たちに注目してほしいところはありますか?
大きくて透けている作品なので、近くで見たり遠くで見たりいろんな角度からの印象の違いを見てほしいです。また、人間の殻をイメージして制作しており、高さが2000ミリ近くあり、どんな人でも当てはまる作品にしたので、作品を見ながら鑑賞した人が過去と現在と未来を考える手助けになったらいいなと思います。

皆様のご来場お待ちしています。
また、Facebook、Twitter、Instagramによる情報発信も随時行っていきます。

[Facebook]
https://www.facebook.com/GEIBUN.lastworks

[Twitter]
https://twitter.com/geibun_14

[Instagram]
https://www.instagram.com/geibun14

《執筆者からの一言》
内側の土台に付いた状態の作品だけでも迫力があり、土台が無くなった状態が楽しみです。
白い素材を使って反対側が透けている状態の作品ということで会場でも異彩を放つ作品になるのではないかと期待しています。

[取材・写真・文・編集]
卒展キュレーター委員会(2023年1月31日)
執筆者:美術・工芸コース 安倍 凜伽

WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com