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2017.12.19

【課外活動】「はたけ部」始動!

「はたけ部」始動!

12月8日(金)冬の冷たい雨が降る中、富山大芸術文化学部「はたけ部」の第1回活動が行われました。芸術文化キュレーションコースの1年生が中心となり、大学の敷地内に畑を開墾、収穫物をアートなどに活かそうという取り組みです。気になる活動内容を、「はたけ部」代表/有原 千尋 さん(芸術文化キュレーションコース1年)に伺いました。

[活動内容]
はたけ部は高岡キャンパスの中に畑を作り、様々な野菜や植物を栽培する活動を行っています。栽培し収穫するという農業体験だけでなく、その工程や出来上がった作物を通して「はたけ」と「アート」を繋ぎ、新たな可能性を創造します。芸文生だからこそできる畑づくりを目指し、自然を創造する 「はたけ」の活動を通して、豊かな感性を育むこと、人と人のコミュニケーションの場を生み出すことがねらいです。
現在、20名ほどのメンバー(全コースの1、2年有志)で活動しています。「畑」の特性上、活動は不定期になりがちですが、おおよそ 週に1~2回の頻度で畑の環境整備(草取り・土おこしなど)や種まき、これからの活動についてのミーティングなどを行っています。また、作物の手入れは当番制で行う予定です。

[今後の活動の展開]
「はたけ」と「アート」の融合、コミュニティの創出を目指し、はたけを通した様々なイベントの企画運営や作物を生かしたオリジナル雑貨づくりなどを行っていきたいと考えています。たとえば、自分たちで育てた作物を使ったワークショップ(オリジナルハーブティーづくり、知っているようで意外と知らない「春の七草がゆ」づくり)や、目で見て楽しい「畑づくり」、収穫時期に合わせた収穫祭などが企画案として挙がっています。また、オリジナル雑貨などを製作して高岡市の朝市や環水公園の無料アートワゴンを利用した出店なども検討しており、学内だけでなく学外の方との交流ができる活動にも繋げていきたいです。さらに畑で育てた花を学部内の別プロジェクトである「華プロジェクト」(学内を花で彩る活動を行う)に提供し、両活動の連携も図るなど、「はたけ」からキャンパスに元気を届ける活動を行っていきます。

第1回活動のこの日は、生憎の雨天で、雨合羽姿での作業となりました。
畑作りの他、イベントや雑貨作りなど様々な企画に取り組みます!

頭で考えるのと、実際に活動するのとでは様々な面で大きな違いがありました。コロコロと変わる天気に振り回されたり、慣れない畑道具に手こずり作業が思うように進まなかったり、大変な面ももちろんあります。しかし、そうした大変さ以上に、得られるものの方がはるかに大きいです。その一つが、「畑」があったからこそ生まれる人と人との繋がりです。まだ始まったばかりの活動ですが、活動のたびに通りすがりの方が「頑張ってるね」と声をかけてくださったり、見ず知らずの私たちに道具の使い方をレクチャーしてくださいました。また、「はたけ部」の活動はひとりの力だけで作りあげることはできないものです。メンバー1人1人が汗を流しながら「はたけ」づくりに参加してくれることの有難さ、そうした中で多くの笑顔が生まれていることの喜びを感じており、今後の「はたけ部」の活動を「コミュニティが育まれる場」として充実させていきたいと強く感じています。
さらに、ひとつの野菜や花を育てるためにどれだけの努力や想いが込められているのかということを活動を通して深く考えるようになりました。今まで当たり前のように口にしていた食事、当たり前のように眺めていた花、そのひとつひとつが以前よりもずっと尊く、大切なものに感じることができる ようになったことが自分自身の中の大きな変化です。

最後に、芸文の学生は様々な特技や個性を持っています。今後、実際に作物を育て、収穫し、色々な企画に変換していく中で、そうした一人一人のチカラがぎゅっと詰まった明るく楽しく、ちょっぴり個性的な「はたけ」の活動をしていけるよう、メンバー一丸となって頑張っていきたいと思います。

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