2018.07.10
【ニュース】ギャラリートーク「夏を彩る芸文の扇子展 越中万葉の君によせて」
ギャラリートーク『夏を彩る芸文の扇子展 越中万葉の「君」によせて』
7月7日(土)、芸文ギャラリー『夏を彩る芸文の扇子展 越中万葉の「君」によせて』において、ギャラリートークを開催しました。
ゲストに高岡市万葉歴史館の新谷秀夫先生をお招きし、万葉の歌や万葉歌人の感性への造詣を深める機会としました。
まず出品者からそれぞれの作品について、モチーフとした歌をどのように感じ取ったのかや扇子絵制作への思いやねらいなどを話してもらい、次に新谷先生から歌の背景や言葉が指し示す物事についての解説と扇子絵への感想をいただきました。
今回は特に、歌に詠みこまれた植物・花がどのような色であったか、それらの色を大伴家持をはじめとする万葉歌人たちがどのようにとらえていたか、という話題が上がり、歌と絵を積極的に交差させる意味や可能性を感じるトークとなりました。
[担当教員]
三宮 千佳(芸術文化学部 講師)
髙島 圭史(芸術文化学部 准教授)