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卒業生・在学生の活躍報告募集! NEWSを送る

2017.10.19

【卒業生の活躍】押川 恵里子 さん(デザイン情報コース4期生)

個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。

[卒業生]
押川 恵里子 さん
[専門領域]
デザイン情報コース4期生(平成24年度卒業)
[勤務先]
株式会社ティー・ワイ・オー クリエイティブ・センター
[職種]
CM、WEB動画制作のプランナー、ディレクター

「現在の仕事について」
この会社はCMの制作会社で、テレビCMだけではなくWEBなどの動画の企画や演出も行っています。私はプランナー、ディレクターとして働いており、プランナーの仕事のときは映像のアイデアを出したり、どんなタレントやシチュエーションで作るのかを考えたりします。ディレクターは、より映像の細部に関わって全体の雰囲気などの細かいところまで決めていきます。
プランナーの仕事はとにかく「考える時間」が多く、自分一人で色々な可能性を考えています。でも粘れば粘るほど良いアイデアが出るという訳ではないんですよね。本当に3時間くらいで良い案がパッパッと出ることもあれば、そうでないことも多いです。
仕事をしていく中で案を考えているときはこれで本当に面白いのかと悩んだり、先人たちの作った映像を見ていると自分との差に落ち込んだり、苦しく感じることもあります。自分で考えているときにこれはウケるみたいなものはあまりなくて、他の人に見せたときの反応で「あ、いけるぞ」って感じますね。稀に面白いと思えるものができたときは、打ち合わせで早めに発表したくなってそわそわすることもあります。やはり自分の考えたものが映像として形になるのは嬉しいです。例えばSNSでつぶやかれているのを見ると「あ、話題にしてくれている」と素直に嬉しかったりします。

「芸術文化学部の学習や課外活動が今どう活きているか」
私の指導教員は沖 和宏 先生だったのですが、先生の授業も楽しかったです。授業中に『可愛いという表現は禁止』というのがあって、当時は「言葉に頼るな」くらいの感覚で捉えていました。しかし企画や演出をしていく中で、自分がいいなと思ったものは、なぜいいと思ったかという理由を考えなければそれに近いものを作ることができないことに気づき、『可愛いという表現は禁止』もあながち間違っていないのだと社会に出て納得しました。全てを大きなくくりにせず、ものごとを細かく分類していくといざ自分が作るときに抽出しやすいので、なぜそう思ったのか考えることは大事だと思いますね。

仕事の様子

「学生時代」
学生時代の私の周りには、自分のやりたいことを実行する人が多かったので、一緒にいると良い刺激になったと思います。せっかく芸文にきたので、他の学部ではやらないようなことをしたいと思っていました。芸文生が本領を発揮する場として創己祭(高岡キャンパスの大学祭)などのイベントがあります。私は創己祭でTシャツ展をしたのですが、一人でやるなら自分の好きなことをとことん表現しようと思って。Tシャツの発祥が戦時中だったので、軍服を着たりしました。そういったパフォーマンスが許されたのも、学生ならではですね。学生時代は自分の好きなことを最大限にやれる環境でした。いま映像の仕事をしていると、こういう表現はだめだとか様々な規制があるのですが、「私がいいと思ったことを実行できる」というのが学生時代の楽しかったことですね。

「就活で大変だったこと」
就職の際に自分で会社を探していて、最初は広告代理店を目指していました。一次面接で上手に話せなくてボロボロだったり、面接の受け答えなども練習したりしたのですが、これといって実感はありませんでした。各社で試験を受けていく中で、今の会社は、自分の提出した課題で判断してくれました。自分の作るものに自信があれば、課題がメインの就活方法を選ぶ等といった、自分の就活スタイルを見つけ、選んでいくのも一つの方法なのかなと思います。
それから、就職活動に当たってポートフォリオはちゃんと作りました。内容を見るとその学生の人となりがよくわかります。せっかく大学時代に自己を表すものを作ることができる環境にいるのだから、ポートフォリオ作りはこだわった方が良いのではないかと思いますね。

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