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卒業生・在学生の活躍報告募集! NEWSを送る

2017.11.13

【卒業生の活躍】田中 友野 さん(デザイン情報コース7期生)

個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。

[卒業生]
田中 友野 さん
[専門領域]
デザイン情報コース7期生(平成27年度卒業)
[勤務先]
株式会社山田写真製版所
[職種]
技術開発室 プリンティングディレクター

「現在の仕事について」
自分はプリンティングデイレクターという仕事に挑戦させていただいています。高級美術印刷を手掛ける弊社ではデザイナー物件・美術館物件と関わる機会が多いです。高い品質が求められるものや、特殊な印刷表現には専門的な知識や印刷設計が必要になってきます。用紙やインキ、印刷方式をトータルでコーディネートし、データ段階から印刷物として完成するまで印刷物に寄り添うのが役目です。とにかく広い分野の知識と経験が必要で、今は現場経験を積ませていただいています。

0.01mmの世界が仕事の舞台です。専門的知識や手業、色彩感覚が問われます。
印刷と言えば家庭用インクジェットプリンターのイメージが強いですが、実際の商業印刷の現場は大きく違います。
毎時7,000~10,000回転で動く印刷機の迫力は圧倒的です。

「芸術文化学部の学習や課外活動が今どう活きているか」
在学中グラフィックデザインと、ブックデザインを専攻していました。イラストレーターやフォトショップなどの編集ソフトに触れた経験、実際に手と頭を動かしてデザインを練った経験は、今の仕事に生かせていると日々実感できます。初めて触れる印刷の専門的な部分も、大学で勉強したことの延長として無理なく吸収できました。
デザインの勉強以外にも複数のプロジェクトにも参加していました。大学生という学生半分、社会人半分の立場から、会社組織で当たり前として行われるPDCAサイクルや報連相の大切さなどを、体験的に学習できたのは大きかったと思います。

「受験生・在学生へのメッセージ」
行ったことがない場所に行く事、新しい人に会う事を大事にしてください。知らないものに出会うときは、決まって大きな労力が必要です。なので、お金がない、時間が無い、手段が無いと何かと自分で理由をつけて機会を腐らせてしまいがちです。特にインターネットが身近になった現在では、ネットで調べればそれなりにわかった気になれます。そんな時代だからこそ、実際に自分の目で見て、出会って話して、感じて考えたことを大切にしてほしいと思います。一度宿った知的好奇心の灯は、さらなる興味関心を求め、あなたの世界を広げてくれると確信します。

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