2018.01.05
【卒業生の活躍】nifuni(にふに)さん(金属工芸コース20期生、産業造形専攻13期生)
個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。
[卒業生]
nifuni(にふに)さん
[専門領域]
高岡短期大学 産業造形学科 金属工芸コース20期生(平成17年度卒業)
高岡短期大学 専攻科 産業造形専攻13期生(平成19年度修了)
※高岡短期大学/富山大学芸術文化学部の前身。
[勤務先]
作家活動
[職種]
漫画家、イラストレーター
「現在の仕事について」
2017年12月現在、集英社少年ジャンプ+にて「左ききのエレン」という漫画を週刊連載しています(作画担当)。
この作品は原作と作画の二人で描いているので、普段は担当編集も含めた3人でやり取りをしています。
流れとしては、原作のかっぴーさんがネーム(コマ割りや台詞が描いてある設計図のようなもの)まで作成、そこから私が原稿に描きおこすという流れです。それぞれ別の場所で作業しているので、こまめにメールなどで連絡を取り合いながら日々執筆しています。
「芸文での学習や課外活動成果が今どう活きているか」
当時金属工芸学科に所属していましたが、金属工芸だけでなく他学科の授業を受けたり学生同士で交流できたのがとてもいい環境だったと思います。「左ききのエレン」にも様々なタイプのクリエイターたちが登場するのですが、こんな人いたなぁ…と学生時代を思い出すことがしばしばあります。
授業も真剣に受けていたはずなのですが、皆で集まって語り合ったり、そこに先生や先輩方もいて叱咤激励されたり…といった時間がいまだに自分の糧になっているなと感じます。
「受験生や在学生へのメッセージ等」
私は漫画家デビューする直前までデザイナーとして会社勤めをしていて、更に漫画経験なくこの業界に飛び込んだという点では、ちょっと珍しいケースだと思います。
ですが、あくまでも職業や肩書というのは表現方法の一つなので、あまりこだわる必要はないのかなと感じています。学生時代にたくさんの人やモノに出会って、自分は何をして生きていきたいのかを考えて行動していけば、自然に自分に合った道が見えてくると思います。ぜひ思いっきり悩んで、楽しんでください!
2017年12月現在、コミックス1巻発売中。
発売時には書店に足を運びサインをさせていただきました。