2018.03.15
【卒業生の活躍】鶴見 秀一 さん(デザイン工芸コース3期生)
個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。
[卒業生]
鶴見 秀一 さん
[専門領域]
デザイン工芸コース3期生(平成23年度卒業)
[勤務先]
株式会社カーメイト
[職種]
プランナー(商品企画)
「現在の仕事について」
私は、デザイン工芸コースを卒業し、現在カー用品総合メーカーでチャイルドシートのプランナー(商品企画)をしています。プランナーの仕事は、マーケティングから始まり、コンセプトの明確化、仕様やデザイン、プロモーションなど、商品の企画立案から発売に至るまでの一連のプロセスに関わります。プランナーは、新たに魅力的な商品を提案することが仕事になります。そこで、如何にそのイメージを各開発関係者(エンジニアやデザイナー、パタンナーなど)に伝えるかが重要になります。例えば、スケッチを描いたり、発泡材から形を削り出したり、カタログのイメージ案を作成するなど、アイデアを見える化してしっかりと共有することで、より仕上がりの精度を高めることができます。様々な方法を用いての伝える力は、大学での学びが大いに活かされていると日々感じています。
「芸術文化学部の学習や課外活動が今どう活きているか」
現在の私の強みになっているのが、プランナー自らアイデアを形にできることです。それは芸術文化学部での講義や課題で、製品デザイン、木工や金工、ビジュアルデザインなど幅広く経験したこと、また課外活動のイベントやコンペを通して、自分の思いやイメージを形にする機会を多く得てきたことが基盤となっています。
「受験生・在学生へのメッセージ」
私は入学時、デザイナー職を希望していましたが、芸術文化学部で多面的にものづくりを学べたことで、視野を広くもつことができ、現在の仕事に結びつきました。受験生や在学生の皆さんには、芸術文化学部の特長である幅広い学びの場を活かし、自分が得たいと思う経験を通して、「これだ!」と思えることをぜひ見つけてほしいと思います。
[平成30年度からの芸術文化学部の4コース]※
美術・工芸コース
デザインコース
建築デザインコース
地域キュレーションコース
※ 平成30年度から、より融合教育を推進する垣根の低い4コース制としました。
コース配属は、2年次において本人の志望や学業成績に基づいて決定します。
[大学院]
大学院芸術文化学研究科