2018.03.15
【卒業生の活躍】清水 萌さん(デザイン情報コース4期生)
個性豊かで地域に貢献できる芸文生は、各地に活躍できる場を見出し、社会でその能力を発揮しています。
芸文OB・OGの皆さんの卒業後の様子を、受験生・在学生へのメッセージと共にご紹介します。
[卒業生]
清水 萌 さん
[専門領域]
デザイン情報コース4期生(平成24年度卒業)
[勤務先]
株式会社中日新聞社
[職種]
北陸本社整理部デザイン担当(平成30年3月から名古屋本社デザイン課に異動)
「現在の仕事について」
中日新聞社のデザイン課では、紙面に使用されるグラフィックを作っています。内容は事件事故の小さな地図から、特集面用の大きなCGまで多岐にわたります。紙面にCGが加わることで、記事だけでは伝わらない情報を補足したり、読者の目を引きつけることが出来ます。新聞は休刊日以外は休むことなく毎日読者の元に届くものです。限られた時間の中で制作するため、CGを添える記事の内容を理解するスピードや、正確さが求められます。
「芸術文化学部の学習や課外活動が今どう活きているか」
芸文では、IllustratorやPhotoshopなどの専門ソフトの基礎を学べる上、実際の企業やお店から依頼を受けてグラフィックを作る授業もありました。依頼主との会話の中で、情報の伝え方を探り、具体的に形にする。その工程は、記者からCGの依頼を受け、紙面上でどう視覚化するかを考え制作する現在の仕事に通ずるものがあります。学生の時から、そのような体験を積めたことは貴重だったなと感じます。
「受験生・在学生へのメッセージ」
自身を振り返ってみて、長い大学生活の時間を無駄にしたと思うこと、足りなかったなと思う部分はたくさんあります。デザインの仕事を目指しているのなら、紙にしろ、WEBにしろ、何でも良いのでとにかく目に触れるものの絶対数を増やし、視覚に訴えてくるものに対して敏感でいてください。そして、下手でも良いから手を動かしてみてください。その蓄積が大事なんだと日々痛感しながら、卒業生の私も今、奮闘しています。
[平成30年度からの芸術文化学部の4コース]※
美術・工芸コース
デザインコース
建築デザインコース
地域キュレーションコース
※ 平成30年度から、より融合教育を推進する垣根の低い4コース制としました。
コース配属は、2年次において本人の志望や学業成績に基づいて決定します。
[大学院]
大学院芸術文化学研究科