2018.08.06
【学生の日々】造形展2018 出品学生インタビュー/造形芸術コース 光田 友里恵
造形展2018
造形芸術演習2の授業を履修している学生が協力、企画して行うグループ展「造形展2018」今回は立体造形作品を出品している、光田友里恵さんに(造形芸術コース3年)出品作品について伺います。
—Q1.テーマについて制作するに至った経緯や作品へ込めている思いを教えて下さい。
漆を使った造形作品を何か作りたいと思ったのが始まりです。他授業でクワガタのスケッチをする機会があって、クワガタの角の曲線美と甲虫ならではの光沢がいいなと思いました。この光沢感が漆特有のツヤで表現するとハマるのではないかと思って制作しています。
—Q2.技法について今回の制作で使用した技法について教えて下さい。また、なぜその技法を使ったのか、ご自身が感じる魅力についてもお聞かせください。
素地は木や麻布など色々選択肢があるのですが、今回は粘土樹脂を初めて使いました。硬化する前に形を作っていかないといけないので、なかなか慣れないですが面白いです。
—今回はどうして粘土樹脂を使って制作したのですか?制作の簡単な過程も教えて下さい。
乾漆などとは違って粘土で成形したらそのまま塗り始められるので早いというのが一つ理由としてあります。制作の過程は木材と針金で大まかな形を作り、粘土樹脂で肉付けしています。形成後、漆を塗ります。
Q3.最後に造形展への意気込みについて聞かせて下さい。
グループ展なので、他の方がどんな作品を出してくるのかとても楽しみにしています。自分の作品についてはどこまで作り込めるか不安を抱えつつ、楽しんで制作しています。
—ありがとうございました。
[インタビュー]
和田 穂波(造形芸術コース 3年)
水戸部 千咲(造形芸術コース 3年)
[撮影]
水戸部 千咲
「造形展2018」Twitterもぜひご覧ください。
造形展は「造形芸術演習2」の授業を履修している学生17名による作品展覧会です。日本画、油画、彫刻、メディア、漆芸等の作品を展示します。学生それぞれの作品制作状況や各担当(展示、印刷、広報)の活動、会議の様子などをTwitterで随時お知らせします。是非のぞいてみてください。
「造形展2018」 Twitter 〈@zoukeiten2018〉
[関連イベント]
造形展2018
[会期]
2018年7月29日(日)〜 8月5日(日)
※ 7月30日(月)は休館
[開館時間]
9:30〜17:30(入館は16:30まで)
※ 8月5日は16:00まで(入館は15:45まで)
[観覧料]
無料
[会場]
高岡市美術館市民ギャラリー
富山県高岡市中川1-1-30
TEL:0766-20-1177
URL:http://www.e-tam.info/
[主催]
国立大学法人 富山大学芸術文化学部
[共催]
高岡市 高岡市教育委員会